ななじゅーく ページ31
厨房にたって夕食を作っているなかシリウスはずっとその様子を部屋の端から眺めていた。
『そんな見ないでよ』
シリウス「もう一生会えないと覚悟してたぶん本当に嬉しいんだ。君がいるだけで憎くてたまらないこの家も城のように思える。こうやって眺められるだけで幸せだ」
『なら…勝手にどうぞ』
そんなこと言われて嬉しくない人はいないだろう、少しニヤけているとシリウスが本当に可愛い！という声が部屋に響いた。
さっきまで生死の境目だったのに呑気なやつめ。
『そうだ、シリウス。しばらく家に泊めてもらって大丈夫？』
シリウス「あぁ、もちろんさ。しばらくじゃなくて永遠にいてくれていい」
『ふふっ、どうも。私…これからどうしようかな』
シリウス「Aのやりたいようにやればいいよ。私はそれについていく。救ってもらった命なのだから。」
『シリウスもやりたいようにやってよ。あなたの容疑はたぶんもう晴れたと思うし』
シリウス「私の容疑が晴れた？どういうことだ？」
『たぶんそろそろ魔法省がヴォルデモートの存在を明らかにするわ。そしてハリーとダンブルドアの中傷の中止とともにあなたの無罪も報道される』
シリウス「お優しい魔法省がいかにもしそうなことだな」
『まあじきわかるよ。でももしシリウスが自由になったらなにがしたい？』
「私はAの隣にいたい。それだけで十分だ」
こんなかっこいい人に甘い言葉を囁かれてときめかない女子がいるだろうか。
いいや、いない。
顔を赤く染めたのを気づかれないように料理に集中している振りをした。
『ほんとシリウスは変わらないね』
「君はなにがしたいんだい？」
『私はね、向こうの世界では病院で働きたかったの。この世界でもそういう仕事ができたらって思うけど…』
シリウス「そうか、君はいもり試験を受けていないのか。だから慰者にはなれないってことか」
『そうなんだよね。でも、ヴォルデモートの存在が明らかになった今では猫の手も借りたいくらいじゃないかなぁって思って。とりあえずアルバイトとして雇ってもらえないか聖マンゴ魔法病院に行ってみようかな』
シリウス「確かにそうかもしれないな。いいじゃないか」
『まぁでもしばらくは魔法に慣れることから始めようと思うからシリウス手伝ってね？』
シリウス「私でよければなんなりと。お姫様」
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れいな(プロフ) - 続き読みたい！！！最高です！ (2022年4月24日 8時) (
レス) id: c21851bc14 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話が面白くて一気に読みました！シリウス落ちが読みたいです。続きが気になります。更新お願いします！ (2021年12月20日 2時) (レス) id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
でぶねこ(プロフ) - コメント失礼します。作品スッゴイ面白いかったです！大好きです（？）続編まだありましたら、更新お願いします！m(__)m (2021年9月4日 14時) (レス) id: ff556a48a7 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 作品とても面白かったです！これからも更新頑張ってください((^-^)) (2019年8月23日 10時) (レス) id: 51a1f88d83 (このIDを非表示/違反報告)
アイロナ(プロフ) - せぶふぉいさん» はじめまして！いつも書きためてから投稿しているのですがそれを消費しきったのでいま貯めてる状況です（笑）またすぐ再開するので読んでもらえたら幸いです！めっちゃモチベ上がりましたありがとうございます(^^) (2019年4月3日 1時) (レス) id: 4f78162de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイロナ | 作成日時：2019年2月21日 13時
