ななじゅーご ページ27
シリウスが目を覚まさないようにベッドに寝かせて私は部屋を出た。
ダンブルドアはきっとシリウスが生きていることともしかしたら私のことも気づいているだろう。
私が今できることは何もない。
そうだ、クリーチャーと少し話をしよう。
『クリーチャー？少しお話しない？』
クリーチャーが少し不貞腐れた顔でリビングに現れた。
「あなた様がクリーチャーのご主人様をお救いになったのですか？」
『そうだよ。私が彼を助けたの。彼はあと少しで死ぬとこだった』
「死んでしまえば良かったのに」
『…クリーチャー、そんな事言わないでよ。シリウスと仲直りしてとは言わないから…私とお友達になってよ』
「A様もご主人様と同じで血を裏切る者…」
『そうだね。私もそうかもしれない。でも、少しでいいから私を信じてみてよ。私はあなたを信じるわ』
クリーチャーは黙ったままだった。
『喉が渇いたわ。紅茶でも入れようかな。あなたもどう？』
クリーチャーは考え込んでいて聞こえていなかったようなので彼の分も持ってきてあげた。
「ありがとうございます」
私を見上げて言った。
『そうだ、最後に。絶対に私がいることをヴォルデモート側の者に言わないでほしいの』
「どうしてですか」
『私はまだやらなきゃいけないことがあるから…これだけはお願いね』
「…分かりました」
勢いよく玄関の扉が開く音がした。
『誰かな？』
「シリウス！シリウス！いるのか？」
懐かしい声。
その声はシリウスの母親の肖像画が喚き始めてもお構い無し家中に響いていた。
足音はこちらに向かってきていた。
声の主が部屋に入ってきた。
傷だらけの顔は見ているだけで痛々しかった。
その顔はこちらを見て信じられないようなものを見る表情を浮かべていた。
『リーマス･ルーピン。久しぶりだね』
私が立ちあがってニコッと笑い彼に近づくと彼は私を引き寄せじっとこっちを見た。
リーマス「ど、どうして…Aがここに…帰ってこれたのか！？」
『話すと長いからまたあとでね。シリウスは彼の部屋にいるよ』
リーマス「そうだ！シリウス…！」
思い立ったようにリーマスは階段を駆け上がっていった。
彼のために紅茶を入れてあげていると階段を降りてくる音が聞こえた。
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れいな(プロフ) - 続き読みたい！！！最高です！ (2022年4月24日 8時) (
レス) id: c21851bc14 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話が面白くて一気に読みました！シリウス落ちが読みたいです。続きが気になります。更新お願いします！ (2021年12月20日 2時) (レス) id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
でぶねこ(プロフ) - コメント失礼します。作品スッゴイ面白いかったです！大好きです（？）続編まだありましたら、更新お願いします！m(__)m (2021年9月4日 14時) (レス) id: ff556a48a7 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 作品とても面白かったです！これからも更新頑張ってください((^-^)) (2019年8月23日 10時) (レス) id: 51a1f88d83 (このIDを非表示/違反報告)
アイロナ(プロフ) - せぶふぉいさん» はじめまして！いつも書きためてから投稿しているのですがそれを消費しきったのでいま貯めてる状況です（笑）またすぐ再開するので読んでもらえたら幸いです！めっちゃモチベ上がりましたありがとうございます(^^) (2019年4月3日 1時) (レス) id: 4f78162de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイロナ | 作成日時：2019年2月21日 13時
