ろくじゆーさん ページ15
『…言い過ぎだよ。今回はセブルスが悪い。後で謝りに行こう』
横でピリピリしているセブルスをなだめようとできるだけ優しく言った。
セブルス「うるさい」
少しイラッとした。
八つ当たりじゃないか。
『私はちゃんと言ったよ？それに何度も言う機会を作ってあげた！それなのにセブルスは行動できなかった！』
セブルス「だまってくれ！元はと言えば君のせいだ！」
『ひどい！セブルスが意気地無しだったから言えなかっただけなのに！』
セブルス「ちがう！何度も言おうとした！でもその度にAが頭に浮かんで声が出なかったんだ！」
胸がドキっと高鳴った。
二人の間に沈黙が走る。
『それどういう…「なんでもない。忘れてくれ」
セブルスが少し焦ったように言う。
『ねぇ、どういうこと？言ってよ！』
歩幅の大きいセブルスに合わせようと必死にペースをあげる。
セブルスはそのあと口を開くことは無かった。
あれはどういう意味だったのだろう。
私の事を意識してるから…だったらいいのにな。
どうせ彼のことだから大した意味は無いと思うがついつい期待してしまう。
私ばっか惑わされて馬鹿みたい。
今日も布団の中で迷走する。
また眠れなくて目の下にクマを作っていた。
エマ「あなたって悩みごとしていたらほんとひどい顔になるからわかりやすいわ」
朝食を口に運びながらエマがそう言った。
エマ「あとで少しマシにしてあげる」
『ん…ありがと』
朝食の後エマが少し化粧を施してくれていつも通りの顔色にしてくれた。
何やかんやエマは優しい女の子だ。
私がクマを作るくらい悩むことは聞かないでそっとしてくれるところも好き。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れいな(プロフ) - 続き読みたい！！！最高です！ (2022年4月24日 8時) (
レス) id: c21851bc14 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - お話が面白くて一気に読みました！シリウス落ちが読みたいです。続きが気になります。更新お願いします！ (2021年12月20日 2時) (レス) id: c205e099df (このIDを非表示/違反報告)
でぶねこ(プロフ) - コメント失礼します。作品スッゴイ面白いかったです！大好きです（？）続編まだありましたら、更新お願いします！m(__)m (2021年9月4日 14時) (レス) id: ff556a48a7 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 作品とても面白かったです！これからも更新頑張ってください((^-^)) (2019年8月23日 10時) (レス) id: 51a1f88d83 (このIDを非表示/違反報告)
アイロナ(プロフ) - せぶふぉいさん» はじめまして！いつも書きためてから投稿しているのですがそれを消費しきったのでいま貯めてる状況です（笑）またすぐ再開するので読んでもらえたら幸いです！めっちゃモチベ上がりましたありがとうございます(^^) (2019年4月3日 1時) (レス) id: 4f78162de4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイロナ | 作成日時：2019年2月21日 13時
