↑の話の快斗視点(黒羽快斗をメインにできず、リクエストにお応えできていないものになってしまったので) ページ30
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「きゃあああっ!」
悲鳴とともに、俺はまた青子に巻き込まれる。そのせいで、俺はAと二人きりになるチャンスを何度逃したことか……。
そう思いながら「いい加減にしろよな!」と言えば、また喧嘩が始まる。
そして、言い合いをしている間に、彼女はまた先に滑ってしまうのだ。いくらAと二人で滑ろうと思っても、結局これだ。
「……午後からは邪魔すんなよ」
「うん! もちろん!」
いい返事が逆に不安だが、青子は何度も相談に乗ってくれている。青子をとりあえず信じて、午後は細心の注意を払って滑ろうと思った。
「____はーい、 皆さーん!」
紺野先生の呼び掛けに、みんなが反応する。
「スキー教室もあと半日!夕方には楽しい催しが待ってますよー!」
先生の説明によると、各自パートナーを見つけ、仲良くカップルで滑るという催しだった。パートナーか……よし、これならAと二人きりで滑れる。
そう思いながら、なぜか不思議そうな顔をしている彼女を見つめた。
昼食後、Aを探すと、彼女は簡単な坂を滑って練習しているようだった。それが終わると、今度はこちらに向かってくる。よし、今だ。
しかし、話しかけようと瞬間、俺の声は「Aさん」という紅子の声に遮られた。
紅子まで俺の邪魔する気か……! 仕方ない、と諦め、俺は先に滑って、Aが降りてくるのを待った。
すると、また目の前で青子が転ぶ。
「相変わらず下手だな、おめーは」
そう
「あ、そうだ。快斗、まだAちゃんのこと誘ってないの?」
「おめーと紅子に邪魔されて話ができねーんだよ」
「うっ……それは、ごめん。あ、でもほら! Aちゃん降りてきたよ、って……あれ? 紅子ちゃんの方に行っちゃった」
視線を向けると、そこには何やら真剣な顔で話をしているAがいた。そして、話し終えたと思ったら、今度はこちらに向かってくる。
「快斗! Aちゃんを誘うチャンスだよ!」
青子は「がんば!」と言い残して、またリフトに乗って行った。
「____あ、あの! 快斗くん!」
そう声を掛けられ「どうした?」と尋ねると、一緒にスキー大会で滑らないか、という誘いだった。……やべー、頰が緩む。
「俺でいいのか?」
「もちろん!」
ああ、やばい。今俺の頰は完全に緩みきっている。「最高のショーにしてやろうぜ」と言い、俺はその言葉通り、彼女に最高のショーをプレゼントした。
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ヤンデレ化したら。【名探偵コナン 風見裕也】____リア友リクエスト→←↑の続き
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シオン(プロフ) - ムムチーさん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました! (2020年4月9日 11時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ムムチー(プロフ) - ありがとうございます!!宇髄さんが派手派手にかっこよくてキュンキュンでした!!本当にありがとうございました!!!! (2020年4月8日 19時) (レス) id: c20b5adaac (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - ムムチーさん» リクエストしてくださった小説ができました!何ヶ月もお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした! (2020年4月8日 18時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - リアビーバ-さん» こちらこそ、素敵なリクエストをありがとうございました!またの機会があれば是非よろしくお願いします! (2020年2月16日 11時) (レス) id: 0f3fd09bd3 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - いえ、全然大丈夫ですよ!!!ありがとうございました!また機会があったらリクエストしますね♪ (2020年2月15日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年4月25日 23時