検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:7,414 hit

ワスレナグサーky・rtー ページ18

rtrt side



動画のために訪れたキヨくんの家に届いた花束はAちゃんからだった

メッセージカードを破りたい衝動を必死に抑える



キ「は?なんだよ・・・嘘だよな」



ハハハッ・・・

キヨくんの乾いた笑いが部屋に響く


さっきまで詰め寄っていた俺も何も言い出せなかった

あ・・・

急いでスマホを取り出した



キ「レトさん?」



急いで送信した言葉はいつまで経っても既読にはならなかった



キ「無駄だと思うよ。多分ブロックされてる」



スマホを向けたキヨくんの顔は絶望に染まっていた



【この花束は何なんだ?】


【今どこにいる?】


【嘘だよな?】


【なあ返事しろよ】



連投されたメッセージはどれも既読にはなっていなかった

声には出さないが相当なダメージを負っているのだろう



レ「キヨくん、何か心当たりある?」



キ「心当たり?・・・俺はない。レトさんはない?」



レ「俺も・・・ない」



必死に記憶を遡る


沢山迷惑をかけた

沢山困らせたし、怒らせた

でも、それでも彼女は俺たちと居てくれた



キ「俺たちの知らないところでなにかあったのかも」



ソファに座り込んだキヨくんの顔は歪んでいた



レ「・・・そうかもね。Aちゃんは抱え込むタイプだから」



キ「・・・ああ。レトさんこの花なんだか知ってる?」



レ「調べたら?」



キ「今調べて・・・あっ!」



レ「うるさい」



キ「これ・・・」



キヨくんが目の前に突き出したスマホには目の前の花と同じ写真・・・ワスレナグサと書かれていた

彼女は何を思ってこれを送ったんだろう



レ「忘れるわけないじゃん」



ピンポーン



キ「何だ?・・・あ、うっしー、ガッチさん」



キヨくんはインターフォンを見て呟いた



ワスレナグサ

【私を忘れないで】 【真実の友情】

リンドウーus・gtー→←ワスレナグサーky・rtー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
設定タグ:TOP4 , 実況者 , ガレキ牛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:静輝 | 作成日時:2021年7月1日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。