チョコレート工場の新人ちゃん【チャーリーとチョコレート工場】 (ページ15)

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「私のお仕事ってなんですか？」

実を言うと、私は少しウキウキ気分だった。

だって、ウィリーウォンカのチョコレート工場でしょ？

お菓子を作るのとか、デザインしたりアイデアを出したりするのを手伝ったりとか、そういう仕事憧れるんだよなぁ。

私が考えたデザインが選ばれたりなんちゃったりして…。

えへへへへへへへへへ…。

W「…あの、まさかデザインするとかは思ってないよね？その仕事はまだ君には早いから無理だよ」

「ゴホッ」

思わずホットミルクを吹き出しそうになってしまった。

え、あっ、む、無理…。

W「いろんなところを掃除したり、あと、ウンパルンパのお手伝いとかね。ok？これが君の仕事ね。」

はっ…。何ちょっと残念がってんだよ私…

仕事を与えてくれることはありがたいことじゃない！

「あ、はい！わかりました！」

反射的に勢いよく返事をしてしまった。

あ、でも最初に『君みたいな子でもできる仕事』とか言ってたしな…。そうなるのも納得かも。

私の返事を聞いて安心したのか、ウォンカさんは少し口角を上げてうんうんと頷いた。

ウォンカさんは、私の恩人だ。

少しでも恩返ししたい。

私は私のやるべきことを頑張るぞ！！

私もうんうんと頷くと、サラダを頬張った。