太宰治の姉は天才です！

天才 18 ページ20

「仕事なんて面倒臭いからしたくない。」

ビシッと言い放つ太宰がいるのは、探偵社である。

「はあ！？お前はいつもそうやってサボって...いい加減に仕事をしろ！」

国木田の怒りが飛んでくるのは探偵社ではいつものことである。むしろ平和と言える。

「今日も平和ですね...。」

ふと思ったことを考えていることを口に出す敦。

「何言ってるの？今日は絶対忙しくなるよ！」

その言葉に乱歩がさっと突っ込みをいれる。敦は乱歩の方を見て言った。

「どういうことですか？」

と。すると、乱歩はニヤリと笑い、何も言わず新しい菓子袋をあけたのだった。

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「面白いねぇ...太宰君のお姉さんが協力してくれるのならこの勝負は勝ったも同然だよ。」

ポートマフィアの首領の執務室。そこにはポートマフィアの首領、森鴎外とその森鴎外が溺愛しているエリスがいる。

「...Aはそんなにすごい奴なんですか？」

そして、その目線の先に少し驚いている中也がいる。

「彼女はねぇ...美しさと財力を持っている。それに加え、強いからね〜。しかも、あの太宰治の姉だ。彼女を敵にまわしたらポートマフィアも滅ぼすだろうね。異能持ちだったらもう裏の女王にでも、なっていたんじゃないかな？」

ひらひらと手を振りながら、巫山戯た口調で言っているが、目は真剣だ。

「そうなんですか...？」

そんな森の様子に少し背筋を伸ばす中也。

「そうだよ。彼女を敵にまわした組織は滅んでしかいない。他の道など...ないのだよ。でも、彼女は自覚がないからまた怖い。」

と言い、そこでAの話は終わった。しかし、中也の頭の中からAの存在が消えることは...なかった。

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更新のスピード遅くてすいません！
37000hitありがとうございます！
これからも太宰治の姉は天才です！をよろしくお願いします！

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