赤葦京治[上手] ページ9
｢ちょっと木葉ーーー！｣
ボールの跳ねる音ばかりがきこえる体育館にAさんの声が響くと、木葉さんはびくっと肩を揺らした
｢なんかしたんですか、木葉さん｣
俺はあきれたように木葉さんを見た
猿杙さん達も同じような視線を木葉さんに送る
｢ねぇ、今日日直なんだけど！｣
｢えぇー？俺バレー部じゃーん｣
｢それは私もだよ！いいからはやくこい！｣
どうやら木葉さんは部活を理由に日直をサボったらしい
プンプン怒っているAさんはドアのところで上履きを脱ぐと、パタパタと向こうのコートの木葉さんに向かった…
が、残念それが叶わず
靴下で体育館に上がり込んだAさんはすってんころりん、わっという声を上げて体を傾けた
あーあ、またやってるよ、と思ったがそうはいかず
Aさんは木葉さんの腕の中
｢っと、
あっぶねーなー、相変わらずのドジ｣
｢ありがと、でも一言余計なんだよねぇ！
ほら早く来いっ！｣
Aさんは木葉の手を握るとそのまま体育館を出ていった
近いよ、俺ここにいるのに
小｢あーかあしー？顔怖いぞ？｣
猿｢早川は男子と距離近いもんね〜
でもまぁ、よく赤葦がおてんば娘の早川と付き合ったもんよ〜｣
俺の彼女、早川Aさん、うちのマネで木兎さん系女子
可愛いし、綺麗だし、愛想もいいし、仕事もできる
いいとこばっかだけど一つだけ、ちょっと許せない悪い所がある
距離が近いこと
それは俺にとってメリットでありデメリットでもある
付き合い始めた時から手を繋いでくてたりして比較的奥手な俺は非常に助かった
が、意味もなく手を繋ぐほど馬鹿ではないがあの人の距離感の尺度は少し常人とズレている
現に木葉さんの前ですっ転んで抱きとめてもらったりだとか、彼氏である俺の前で平気でしちゃう
今まで、何がヤキモチだぐらいにしか思ってなかったけど、今ならその気持ちわかりすぎる気がする
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
続きます
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習志野 - 木葉さん、北さん、治、五色の誰か描いて頂けませんか！！応援してます！！ (2020年11月23日 0時) (
レス) id: 9f867244b8 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 初めまして。大地さんをリクエストしたいです！更新頑張ってください！ (2020年4月27日 17時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
(●?´▽?`●?)(プロフ) - リクエスト答えて下さってありがとうございました!!白角さんのお話は言葉選びとか設定が好きで川西くんのお話も最高でした!!これからも更新楽しみにしてます!! (2020年4月16日 6時) (レス) id: 5e85bd0815 (このIDを非表示/違反報告)
白角(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます。スガさんですね！お待ちください... (2020年4月15日 18時) (レス) id: b2271dc12b (このIDを非表示/違反報告)
雪 - リクエストさせていただきます！菅原さんのお話書いてほしいです！ (2020年4月15日 17時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白角 | 作成日時：2020年3月21日 12時
