縁下力[優位] ページ4
｢力？どうしたの？｣
Aはノートから顔を上げると、上目遣いで俺を見た
メガネをかけたAをこの目線から見るのは新鮮
やばい破壊力
｢んー、田中と西谷から、今田中ん家で勉強してるから、勉強教えてくれって｣
｢あはは、田中くんと西谷か〜、想像出来るな〜｣
行かないの？と言わんばかりの視線を投げかけてくるA
｢行かないよ｣
｢なんでわかった…？｣
｢分かりやすいんだよ｣
思わず苦笑した
Aは魔法使いですか？みたいな目で見てくる
相変わらず目で訴えてくるなー
｢こんな可愛い彼女がいるのにあいつらなんか選ばないよ｣
少し身を乗り出したままのAに手を伸ばし、そっと頬に手を添わせて優しく撫でる
手の甲にAのサラサラした髪が触れてくすぐったい
当の本人は顔を赤くさせて行き場のない目線があっちこっちと忙しくしてた
｢A｣
｢な、何…？｣
｢すき｣
｢そんなの…私も、だし…｣
んー、俺の彼女ってやっぱ世界一可愛いだろ
｢ねぇ、お前テスト範囲どこまで終わった｣
｢もう3周目だよ｣
｢じゃあ、いっか｣
3周目か、早いな
さすが進学クラスTOP3常連
｢何がいいの？｣
きょとんとした顔で聞いてくるA
お前…そんな表情したら元々目大きいのにさらにでかくなってるって
人形みたい
多分、俺とは釣り合ってないと思う
絵面的に
層の薄いバレー部控えと、｢なぜ烏野に来た？｣と言いたくなるようなハイスペック
でも周りのやつが思ってる以上にAは甘えてくるし、タジタジになるし、ちょっとした事ですぐ照れる
割と俺が優位に立ってることなんて知らないんだろうな
｢デートしようってこと｣
｢え、でも勉強…｣
｢2択、好きな方選んでいいよ｣
｢デート｣
｢即答かよ｣
思わず苦笑する
そういうところが可愛いんだよな
｢何したい？｣
｢なんでもいいの？｣
頷くと、Aは少し遠慮気味に口を開いた
｢力の…家に行きたい｣
｢ふうん…いいよ｣
早々と荷物を片付けると、俺はAの手を取って人の少ない図書室をでた
行先？
もちろん俺の家
ドラッグストア経由でね
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習志野 - 木葉さん、北さん、治、五色の誰か描いて頂けませんか！！応援してます！！ (2020年11月23日 0時) (
レス) id: 9f867244b8 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 初めまして。大地さんをリクエストしたいです！更新頑張ってください！ (2020年4月27日 17時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
(●?´▽?`●?)(プロフ) - リクエスト答えて下さってありがとうございました!!白角さんのお話は言葉選びとか設定が好きで川西くんのお話も最高でした!!これからも更新楽しみにしてます!! (2020年4月16日 6時) (レス) id: 5e85bd0815 (このIDを非表示/違反報告)
白角(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます。スガさんですね！お待ちください... (2020年4月15日 18時) (レス) id: b2271dc12b (このIDを非表示/違反報告)
雪 - リクエストさせていただきます！菅原さんのお話書いてほしいです！ (2020年4月15日 17時) (レス) id: 250604a6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白角 | 作成日時：2020年3月21日 12時
