05 ページ5
・
眩しい光で目が覚めた
ハッと我に返る
服もきちんと着ているし、
本当に何もなかったんだ。
部屋を見渡すも、スニョンさんの姿はなく
金庫に入れた荷物と、カードキーが丁寧にテーブルに置かれていた。
あの言葉なんだったんだろう
この仕事を辞めな、
それだけ言い残して私の前からいなくなった。
不思議で仕方ない。
事も致してなければ、なんのために私を呼んだのか
もしかして、寂しかった、、とか??
誰かに隣にいてほしかった、、?
にしては、くっついてもこなかったし、
でも、もう2度と会うことないか。
その日から私は何故か気になって仕方がないスニョンさんの存在を掻き消すように、また仕事尽くしの日々に戻った。
そして、空き時間さえあれば
何故か気になるスニョンさんを調べては
YouTubeをみて、ステージを見ていた
こんな風に笑うんだ。
こんなに歌とダンスが上手なんだ。
こんなに明るいんだ。
私の前で見せたあの表情は
あの言葉は一体なんだったの?
どこかのお偉い社長さんと来たデパートで
スニョンさんと似たような香水の匂いがしてつい反応してしまった。
欲しいわけじゃないと言ったが遠慮してると思われたのか
帰り際に渡された紙袋にはきっとスニョンさん同じであろう香水が。
それから毎日、夜眠る時は香水を振って寝た。
何も知らない赤の他人を、
ましてやお客さんをどうしてこんなに追ってしまっているのか
よくわからないまま毎日を過ごした
・
1615人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
犬こそ正義(プロフ) - このお話めっちゃ惹き込まれます..!!更新楽しみにして待ってます (1月19日 7時) (レス) @page10 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - 新作待ってました!見たことない感じで、これからどうなっていくのかめちゃ楽しみです!!それで質問があるんですけど、Twitter(X)で妄想垢とか運営されてますか?やっていたらフォローしたいので教えてくださると嬉しいです!更新頑張ってください。応援してます! (1月18日 17時) (レス) @page6 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:min. | 作成日時:2024年1月18日 17時