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「 スニョンさんの、目的はなんですか?」
HS「 え?」
「 こんな普通の一般人に構って、こんな真剣な話して、何が目的なんだろうって、」
HS「 君を救うこと。」
そう真剣に私の目を見て、スニョンさんは言った。
嘘も偽りもない、真っ直ぐな瞳で。
そんなスニョンさんに流されそうになって
思わず、強がる。
「 別に、助け求めてないです。」
HS「 甘えるってことも知った方がいいよ。」
本当はもう人生の限界だって思ってる。
生きている意味さえなくて、消えてしまいたいと
泣いた夜は数え切れないくらいある。
助けて、って言えたらどれほど楽なのか。
分かりきっているのに、人を信用することが
私にはまだ難しい。
HS「 わかった、じゃあ君が助けて欲しいって言うまで、その時まで俺は待ってる。」
「 一体何がしたいのかさっぱり分かりません。」
HS「 一つだけ、提案がある。」
「 はい?? 」
HS「 今の仕事は辞めよう。」
真剣な顔をして、何度も同じことを言う。
懲りない人だな。
「 またそれですか、、。」
HS「 俺は、いくらで君を買える? 」
「 は?! 」
HS「 いい話だと思わない?今のクソみたいな裏会社じゃなくて、雇用主が俺になるだけの話。」
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犬こそ正義(プロフ) - このお話めっちゃ惹き込まれます..!!更新楽しみにして待ってます (1月19日 7時) (レス) @page10 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - 新作待ってました!見たことない感じで、これからどうなっていくのかめちゃ楽しみです!!それで質問があるんですけど、Twitter(X)で妄想垢とか運営されてますか?やっていたらフォローしたいので教えてくださると嬉しいです!更新頑張ってください。応援してます! (1月18日 17時) (レス) @page6 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:min. | 作成日時:2024年1月18日 17時