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ベットの下に乱暴に脱ぎ捨てられた、私たち2人の服を見つめながら、ぼーっとする。
全身を包むひんやりしたシーツ。
後ろから感じるスニョンさんの体温。
何故か止まらない涙のせいでじんわり熱い瞼。
ジンジンと痛む、下半身。
まだ、現実にいないみたい。
宣言された通りになってしまったのか、
頭の中はスニョンさんでいっぱい。
HS「 服、着なくても大丈夫？」
眠たそうに、優しくそう聞くスニョンさん。
コクリ、と静かに頷く。
今は動きたくもない。何もしたくない。
今までの自分が情けなくて、汚く感じて、
罪悪感で溢れた。
本当の快感を知ってしまったような気がして、
絶望だった。
誰か1人のことで、こんなにも頭がいっぱいになるなんて
馬鹿みたい。
HS「 また、泣いてるんでしょ。」
顔を見られたくなくて、
スニョンさんに背を向けたまま、首を振る。
HS「 こっち向いて。」
「 いやです。」
そう言ったのに、返事を聞かず
急に起き上がり、私に跨るスニョンさん。
私の両手を抑えて
流れる涙ひとつひとつに、キスをした。
全ての行動が何故そんなに優しいのか
愛されるということが分からない私には
どうすればいいかわからなかった。
HS「 この止まらない涙は、ずっとこうしてほしいって意味でいい？？」
そう言ってイタズラに笑って、
わざとらしくリップ音を立てて涙にキスをする。
HS「 なんでそんなに強がるの、辛いなら辛いって言えばいい。救ってあげるって、言ってるじゃん。」
そう、不思議そうに泣いている私を見つめながら不服そうに話した。
この人なら、
信じれるかも、
甘えても受け入れてくれるかも、
そう思った。
「 私が眠りにつくまで、抱きしめてください。」
これが最初で最後の甘えと誓って、
スニョンさんの温もりに溺れた。
HS「 Aは寂しがり屋さんなんだね。」
そう言って、愛らしい目で私の頭を撫でながら見ていた
スニョンさんの本当の気持ちを私は知る由もなかった。
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犬こそ正義(プロフ) - このお話めっちゃ惹き込まれます..！！更新楽しみにして待ってます (1月19日 7時) (
レス) @page10 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - 新作待ってました！見たことない感じで、これからどうなっていくのかめちゃ楽しみです！！それで質問があるんですけど、Twitter(X)で妄想垢とか運営されてますか？やっていたらフォローしたいので教えてくださると嬉しいです！更新頑張ってください。応援してます！ (1月18日 17時) (レス) @page6 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min. | 作成日時：2024年1月18日 17時
