27 保健室 ページ27
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目を覚ますと見慣れない天井があった。
WN「 気がついた？ 」
「 はい。」
どうやらここは保健室みたい。
WN「 熱測って。」
私に体温計を渡すとベッドサイドにいるウォヌ先生は見ないようにくるりと私に背を向けた。
体操服の中から、体温計を入れた。
ピピピピッピピピピッ
WN「 どう？ 」
体温計に表示されてる数字を見てさらにしんどくなって目を瞑る。
そんな私の反応を見て私の手から体温計を奪うウォヌ先生。
そして、深いため息をついた。
WN 「 どうしてこんなになるまで我慢したわけ？ 」
「 ごめんなさい。」
WN「 39℃もあってシャトルラン走れるわけないでしょ。」
「 ごめんなさい。」
WN「 ごめん。今はしんどいね、こんなこと言っちゃ先生ダメだね。」
喋ることも少ししんどくて、黙ったまま首を振る。
WN「 早退しよっか。帰ろうか。」
「 もうちょっと、、、落ち着くまでここで居てもいいですか？ 」
迎えに来てくれる人はもちろん居ないけど
1人で帰れる元気もなかった。
WN「 いや、学校の保健室だと騒がしいでしょ？早く帰るか病院行く方がいいと思うけど。Aの荷物と先生の荷物職員室に取りに行ってくるからそれまで寝て待てる？」
「 え？ 」
WN「 もしかして1人で帰ろうとしてた？こんな病人を1人で帰せるわけないじゃん、」
そんなの悪い、、、って思っていても、熱のせいか自分の思うように言葉が出てこない。
保健室の扉がガラッと開き目を向けると
確かにスンチョル先生がいた。
SC 「 Aは？大丈夫か？？Aの荷物とお前の荷物持ってきたけど？ 」
WN「 ああ、ナイス。俺の車まで荷物運んでくれる？歩けそうにないからA車まで連れて行くわ。」
そう言って軽々ウォヌ先生は私をおんぶして保健室から連れ出してくれた。
WN「 しんどくない？ 」
しんどいはずなのに
ウォヌ先生の大きい体に落ち着く。
「 しんどい、、です、、。」
WN「 だよな、もうちょっと我慢してね。」
ウォヌ先生にしっかり捕まって
身を預けた。
熱があるのに幸せに感じた私はどこかおかしいのかもしれない。
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かほ(プロフ) - 主様のお話大好きです！！更新楽しみに待っております！ (1月20日 23時) (
レス) @page40 id: 6a44dd08ac (このIDを非表示/違反報告)
bjbk956fw8(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月25日 16時) (レス) id: ef1818b905 (このIDを非表示/違反報告)
Misaki9130(プロフ) - 面白いです！私の好きなストーリーです！更新楽しみにしてます！ (2023年3月29日 2時) (レス) id: 00510c0b1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みん? | 作成日時：2023年3月15日 16時
