25 ・ ページ25
・
スポーツテストも終盤に差し掛かってきたこのタイミングでまた咳が止まらない。
DN「 Aやっぱり辞めといた方がいいんじゃない？ 」
「 あとシャトルランだけでしょ？頑張るよ。」
DK 「 1番厄介なシャトルランなのに、、 」
MG「 よっ、みんな調子はどう？良い感じ？ 」
みんなで話していると
相変わらず大きなミンギュ先生が絡んできた。
DK「 ミンギュよりは調子良さそう。」
MG「 おい、俺体育の先生なんだけど？ 」
DK 「 だってミンギュはドジじゃん？？ 」
MG「 さっきから呼び捨てするな？ってか、Aどうしたの、顔色悪いし大人しいじゃん？ 」
私別にいつも大人しい方だと思いますけど？
って反論する気力もないくらい疲れてるのか
体調が悪い。
DN「 Aしんどいみたいだよ。」
MG「 えっ、熱？ 」
「 わかんないです。朝からしんどくて。 」
MG「 休めばいいのに。ウォヌのとこ行く？？よりによって今日ジュン休みなんだよ。」
「 いや、後ちょっとだし頑張ります。」
MG 「 辛くなったらすぐ辞めていいから。わかった？ 」
HS「 俺たちが横で走るしなんかあれば言って？ 」
「 ありがとう。」
ドギョム、ホシくん、私、ディノと並んで
スタート位置に着く。
体育館の端の方を見ると、ウォヌ先生が疲れたようにしゃがんで生徒たちを見ている。
すぐ抜けたらサボったって思われるよね。
せめて、40くらいまでは走らなきゃ。
嫌な音楽に合わせて一斉にスタートした。
最初はみんな余裕を持って線を踏んでいるのに、
もう既に息が上がる。
そんな私を気にかけて声をかけて走ってくれる
ホシくんとディノ。
奥からうるさいドギョムの掛け声も聞こえる。
いつもならこのくらい走ってもなんともないのに。
だんだん、息が苦しくなって頭が真っ白になってきた。
あ、ダメだ、って思った時だった。
誰かに手を引かれ、その誰かの胸に体を預け、走っているコートから出た。
目の前は真っ白。
私を呼ぶ誰かの声もだんだん遠くなった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 947人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かほ(プロフ) - 主様のお話大好きです！！更新楽しみに待っております！ (1月20日 23時) (
レス) @page40 id: 6a44dd08ac (このIDを非表示/違反報告)
bjbk956fw8(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月25日 16時) (レス) id: ef1818b905 (このIDを非表示/違反報告)
Misaki9130(プロフ) - 面白いです！私の好きなストーリーです！更新楽しみにしてます！ (2023年3月29日 2時) (レス) id: 00510c0b1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みん? | 作成日時：2023年3月15日 16時
