あの場所 井吹side ページ29
Aが居ない···
俺が探しに行っても···Aは嫌がる
だから俺は何も出来ない···
「毎回···こんな事言ってるから···」
俺はAを助けられないし···
俺の事をAは信じてくれない···
どうしたら俺を家族だって···
信じれるって···
思ってくれるんだ···？
「兄の癖に···どうなんだよ···」
───私の事ちょっとは考えてよ···
───別に私は今のままで良いよ
悲しげなAの声と···
いつも俺と話す時の声···
「今俺が···やるべき事ってなんだ？」
このまま···ここに居ること？
Aを探しに行くこと···？
「そんなの決まってるだろ···」
俺が迎えに行かなきゃ···
嫌がられても俺は兄としてやる事がある
───妹を愛する事
───大切にする事
───妹を信じる事
こんなことが出来なくってどうする···
俺はAの兄なんだ···
Aは俺の大切な妹なんだ···
気付いた時には俺の体は動いていた。
自分の部屋から出て···
ノーツ号のなかを走って···
外に出る···
「Aが行きそうな場所···」
あいつはいつも···
“一人になりたいからほっといて”
って言って···
近くの公園でずっと下を向いて1人で座ってた···。
俺が近寄れば···
《なんで来たの···一人にしてよ···》
あいつは1人を求めてる···
そして静かで···誰もいない場所を···
あいつがいそうな場所···
「暗くて···静か···誰も居ない？」
俺は近くにあるマップを見てみた。
「絶対ここだ···！」
俺はマップでみた“あの場所”に走って言った。
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夢咲花恋(プロフ) - カオルさん» ありがとうございます！井吹君の小説は書いてると楽しいので！ (2016年11月11日 22時) (
レス) id: fa45a73de0 (このIDを非表示/違反報告)
カオル - 面白すぎー！井吹の小説書いてくださる人がまだいたなんて(´;ω;`)応援してます！ (2016年11月11日 22時) (レス) id: fe541f2762 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - ひとみさん» ありがとうございます！読ませてもらいましたよ！井吹君、かっこよかったですっ！ (2016年10月9日 10時) (レス) id: fa45a73de0 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ - 「ウルカと言う少女」って言う小説です！ (2016年10月6日 19時) (レス) id: e5e833f0f5 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ - いいですね♪よかったら私の小説もよんでください！！ (2016年10月6日 19時) (レス) id: e5e833f0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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