プリンスたちのピンチⅡ (ページ8)

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陸side

話してる途中に限界がきたのかパタッと眠ってしまった壱馬

どうしよう、、、困ったなぁ、、、

とりあえずまだ眠っているししっかり考えようと思った時にガラガラっと保健室の扉が開いた

そこにいたのは、、、

樹「失礼しまーす」

陸「え、、？樹？どしたの？」

樹「体育でバスケやってたら突き指しちゃって、一応保健室行けって言われたのできました」

陸「そっかそっか、見せて？うん、冷やせば大分良くなると思うから湿布貼って固定するね」

樹「ありがとうございまーす」

なんとものすごいタイミングで樹登場

どうしよう、、、壱馬のこと言うべきだよね、、

多分家帰った時点でバレると思うしもう言っちゃえ！！！

陸「ねぇ樹、今からの俺の話は俺の独り言だと思って聞いて？」

樹「、、？はい、分かりました」

陸「ある4兄弟の次男が今日は熱出して学校休んでて、さっき同じように熱出した長男を廊下で捕まえたんだよね。」

樹「、、、！」

陸「三男にそれを伝えようと思ったんだけどどうしても長男が迷惑かけなくないから言わないでって聞かなくてさ、、、」

樹「え、、、それって、、、」

俺がベッドがある方に視線を移すと樹はそっちにとんで行った

樹「壱兄、、、？え、ずっと朝から具合悪かったの、、？」

陸「多分そうだと思う」

樹「全然気付かなかった、、、。もう、、、いつも頼ってって言ってるのに、、、、」

陸「壱馬なりにいろいろ考えてたんだと思うからあんまり責めないであげてね」

樹「はぁ～い、、、」

陸「俺が見た限りだと咳してたし喉風邪だと思う」

樹「わかりました。あ～、またご飯食べてくれなくなるなぁ～」

陸「そうかも、、、とりあえず自力で帰るの厳しそうだから壱馬を家まで送るけど樹はどうする？」

樹「俺も帰って看病したいんすけど今日どうしても休めないテストがあって、、、だから授業終わったら速攻で帰ります」

陸「了解。引き止めちゃってごめんね？授業戻りな？」

樹「いやいや、教えてくれてありがとうございます。それじゃっ！」

そう言って颯爽と保健室を出て行った

さてさてこの風邪っぴきくんを家に送り届けますか

起きた時に樹に言ったということを話すとビックリしていたが怒る体力もないのかクタッと俺に寄りかかってきて

すごく心配になりながらもかわいいという気持ちが勝ってしまった笑