プリンスたちのピンチⅡ (ページ7)

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壱馬side

やっと学校に着いて2人と別れて気が緩んだのか怠さが一気に押し寄せて教室に着いた途端机に突っ伏す

喉が焼けるようにヒリヒリして痛くてそれを誤魔化すように咳をする

机に突っ伏していたらいつの間にか寝てたみたいで起きた時には1限が始まっていた

意識が飛びそうになるのをなんとか堪えながら授業を乗り切りやっと休み時間

とにかく怠くて机に突っ伏してげほげほしているとトントンと肩を叩かれた

誰だ？と思って顔を上げると

翔「壱馬？大丈夫？」

壱「あ、翔吾、、、大丈夫大丈夫」

翔「めちゃくちゃ具合悪そうだよ？保健室行った方がいいんじゃない？」

壱「いや、保健室は絶対に行かない、、げほげほっ！」

翔「え、、？なんで？だいぶ具合悪そうだよ？早く帰って休んだほうがいいよ？」

壱「いや、今日北人が風邪ひいて学校休んでるから俺もってなったら弟が、、、げほげほっ！！げほげほげほっ！！」

翔「わかったわかった、。とりあえず後でノート見せてあげるから授業は寝ておきな？そしたら少し良くなると思うから」

理解のいい翔吾のおかげで次の授業はなんとか乗り切れた

しかし最悪の事態が起こってしまった

休み時間、トイレに行った帰り廊下でばったり保健室の陸先生と鉢合わせた

陸「あ！壱馬！やっほ！！」

具合が悪くて下向いて歩いてたんだけどさすがに無視はできないと思い顔を上げたところビックリした陸先生と目があった

陸「え、体調悪いよね？大丈夫？」

壱「大丈夫です、けほっ」

そう言って方向転換をして逃げようと思ったけど完全に読まれて捕まってしまった

陸「うわ、めっちゃ熱あるし、咳してるしどこが大丈夫なの！！はやく保健室いくよ！！」

そう言って俺に有無を言わせずひょいっと俺を抱えて保健室に直行

熱を測ってみると38.2

陸「これは完全に早退だねぇ。とりあえず北ちゃんに伝えておく？」

壱「いや、今日北人熱出してて学校休んでます」

陸「あ、そうじゃん！どうしよっかー」

壱「俺、ひとりで帰ります。げほげほっ！げほげほげほっ！」

陸「ダメダメダメ！北ちゃん休みなら樹に伝えておくからとりあえずそこのベッドに寝てて？」

壱「それはダメ、、！！げほげほげほげほっ！！」

陸「こらこら落ち着いて？」

壱「北人も熱あるのに俺もってわかったら責任感じるし弟にも迷惑かけるから、、、」

そこで限界がきたのかパタッと眠ってしまった