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壱馬side
翌朝
頭痛によっていつもより早くに起こされた
昨日の夕方あたりから少し頭痛を感じていて嫌な予感がしてたけどそれが的中してしまった
相変わらず喉の痛みもひどいし完全に不調
なんとなくまだ熱はない気がするからそれだけが救い
そういえば北人が昨日から風邪ひいてるから様子見に行こう
いつもだったら起きて朝ごはんを作ってくれている時間だけど今日はまだ起きてないみたいでリビングはシーンとしている
コンコン、ガチャ
まだ寝てるみたいなのでベッドに近づいてみる
ベッドにはほっぺを真っ赤に染めた北人が苦しそうに寝ていた
見ただけでかなり熱がありそうだし結構きつそう
まだ起こさない方がいいなと思いそっと部屋を出た
朝だからか頭が痛いからかぼーっとする頭をなんとか回転させて今やるべきことを考える
とりあえず朝ご飯を用意しなきゃ
ささっと残り物を温めてご飯を炊く
このあたりから集中していたのか頭痛を完全に忘れていた
北人用にお粥を作っていた頃に樹と慎が起きてきた
樹、慎「おはよ〜」
壱「お、おはよ」
樹「北兄は？」
壱「熱出てる。今お粥作ってるからお前達先にご飯食べちゃって」
樹、慎「はーい」
それからお粥が出来上がったので俺も朝ご飯と思ったが食欲無くて食べる気がしない
慎「壱兄食べないの？」
壱「あ〜、、、食べる食べる！2人さ、食べ終わったら北人の熱測ってきてくれない？その間に俺朝ご飯食べるわ」
樹「わかった！」
これで食べてないこと隠せるかな
北人も具合悪いのに俺もってなったら樹と慎が戸惑うだろうからなんとしてでも隠したい
朝の任務が徐々に完了してきて忘れていた頭痛がぶり返してきた
体も重だるくて結構きつい
樹「壱兄〜！北兄38.5だったよ〜」
壱「まじか、結構高いな。とりあえず無理矢理でもお粥食べさせて薬飲ませないと」
さすがにこの高熱のまま放って置くわけにはいかないから薬を飲ませる
いつもだったら嫌がって全然飲んでくれないけど俺らの学校に行く時間を気にしてかスムーズに飲んでくれた
結構辛そうだったからそばに居てあげたかったけど俺の単位がそろそろヤバイので学校に行かなくてはならない
それから俺たちは学校へ向かった
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作者名：茜 | 作成日時：2022年3月1日 23時
