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岩田side
今日は母校でレッスンをする日
久しぶりに樹と慎に会えるし楽しみだな
いざダンス場に行ってみると
あれ、？樹しかいないな
慎は休みなのかな
聞いてみると昨日から熱で休んでるらしい
最近急に寒くなったしな〜。大丈夫かな〜？
そんなこんなでレッスンを始める
俺もみんなのことを見ながら一緒に踊る
みんなキレキレですごくやる気が伝わってくる
ふと樹の方を見ると何か感じる違和感
普通に上手いんだけど何かがいつもと違うというか調子悪そう、？
いつもポーカーフェイスだしあんまり感情が表に出るタイプじゃないから分からないけど
この後休憩とるからその時に聞いてみようかな
結構な量を踊り込んでみんなが少しバテてきたところで休憩を入れる
よし、樹に話しかけよと思ったけど見当たらない
どこいったんだろうと思い部室の外に出て人気のないところを歩いてると人目につかなそうな隅っこの方から荒い息使いと咳込んでるのが聞こえてきた
誰だ？大丈夫かな？と思い近づいてみるとそれは樹だった
やっぱり体調悪かったんだな
結構しんどそうだから今日はもう帰るように伝えたんだけどどうしても最後までやりたいって聞かなくて困っちゃう笑
樹「どうしてもやりたいんです、、お願いします、、げほげほげほっ！！」
岩「じゃあ、最後までやってもいいけど無理は厳禁だからね、わかった？？」
樹「わかりました、、げほげほっ！！」
まだ体力回復するのに時間がかかりそうだからほんの少しだけ休憩時間を長くしてあげた
それからレッスンが再開しチラッと樹の方を見るとさっきのしんどそうな表情ではなくてもう普段の樹
こいつ隠すの上手すぎるな笑ちゃんとレッスンもしつつ無理してないか見張る
最後までやりきれるか心配だったけど淡々とレッスンをこなし最後までやりきった樹
居残りの練習までして部員が全員ダンス場から出た瞬間膝から崩れ落ちて座り込んだ
岩「ちょっ！！大丈夫か？！」
樹「へへっだいじょうぶです、、げほげほっ！」
岩「ほんと無理しすぎなんだってもう、、今日は俺が家まで送ってくから」
樹「そんな、わるいです、めいわく、、」
岩「気にすんな、このまま返す方が不安だから」
樹「すみませ、、ありがとうございます」
ここにいると冷えるから支度をしてほしいけど動くのがしんどいのか座り込んだままの樹
どうしようかなと頭を回転させてる時にある人から電話がかかってきた
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作者名：茜 | 作成日時：2022年3月1日 23時
