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樹side


寝てたらいきなり北兄に起こされてマジでびびった


ってかなんで俺が体調悪いの知ってるんだ?


まぁ、いいや、今考えても頭動かないし


保健室行けよって言われたけどまず俺動けない笑


だから机に全体重かけて突っ伏すしかないんだよね笑


それから淡々と授業が始まったんだけど


初っ端から寝てる俺は当たり前に目立つわけで先生にめちゃくちゃ注意される


流石にやばいと思って顔を上げるとびっくりした顔の先生と目が合う


俺の顔相当ヤバいんだろうな笑


先生にも保健室行けって言われたけど動けそうにないから大丈夫ですって言って断った


1限の授業を終え休み時間も変わらず机に突っ伏すしてると海青が俺のところに来た


海「おい、樹大丈夫か?めっちゃ体調悪そうだけど」


樹「いや、大丈夫」


海「保健室行ったほうがいいぞ」


樹「ちょっと動けなくて、、」


海「俺が連れてってやるよ」


そう言うとガタイのいい海青は俺をひょいっと背負って歩き出した


めちゃくちゃみんなに注目されてる


樹「ちょ、恥ずいんだけど」


海「だってしょうがないじゃん。動けないんだし、こうするしかなくね?」


樹「そうだけど、、、」


保健室に着くと陸先生が出迎えてくれた


陸「おお、どうした?」


海「こいつ、めっちゃ熱あります」


陸「どれどれ、あ〜結構ありそうだね。そこ座れる?熱計ろう」


樹「ちょっと身体に力入んなくて、座るのはきついかもです、、。げほげほっ!」


陸「そっかそっか。じゃあそこのベットに横になってくれる?あれ?君、壱馬と北ちゃんの弟くん?」


樹「あ、そうです」


熱計ってる間に陸先生がおしゃべりしてくれる


俺は普段は保健室なんて行かないし今回初めてお世話になる


陸「やっぱり!あの2人はよく授業サボりにくるから顔見知りなの」


樹「そうなんすね、、げほげほげほっ!!」


陸「2人もイケメンだけど君もイケメンだね。確か4人兄弟なんだよね?」


樹「はい、下に弟がいます」


ピピピピッピピピピッ


陸「あ、鳴ったね。見せて?わぉ38.8か。これは即早退だね」


樹「ですよね、、。」


陸「でもそっか。親御さん海外だもんね。迎えには来れないよね」


樹「はい」


陸「こういう時どうしてるの?」


樹「基本、壱兄に連絡します」


陸「そっか。じゃあこの授業終わったらとりあえず壱馬に来てもらおう。それまで寝てていいよ」

壱兄にばれたくなかったけど身体は正直ですぐに眠りについた

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作者名: | 作成日時:2021年9月12日 12時

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