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WN.side

WN「……勝った。」

みんな悔しそうにしてる。

Aがピアノ演奏の確認をしている音が聞こえてくる。

そして本番。

MVは休憩を挟みつつコマ撮りで進められていき、とうとう最後のシーンのみとなった。

スタッフにどういう流れかを説明し、Aには「ただ窓の外を見ているだけで良い」とだけ伝えた。

Aはこれから何が起こるのか知らない。

スタートというスタッフの声を聞きはじめる。

一歩一歩Aに近づいた。

Aの手をとり、俺の方を向かせる。

全く状況が飲み込めていないAの瞳がキラキラと輝いている。

細い腰に手をまわし、近付けさせる。

少しだけ染まった頬が愛おしい。

小さくて柔らかそうな唇に。

あと10cm…あと5cm…

とゆっくり近付く。

あと残り1cmもないと言うギリギリのところでスタッフのカットが鳴る。

Aの顔を見ると林檎の様に真っ赤になっていた。

『…な…なんで教えてくれないんですかっ。』

WN「教えたらガチガチになるだろ?」

『そ、それは…そうですけど……。』

WN「まぁ、良いMVになったんじゃない?」

『…私、Caratの皆さんになんて言えばいいんですか…。』

何しても可愛いから困る。

この言葉ってAのための言葉だと思う。

WN「もしかして…本当にキスすると思った?」

『…ち、違いますっ!』

WN「別に俺はAとしても良かったよ?本当のキス。」

『っ…///!?』

……可愛いやつ。

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美紀 - セブチ大好きです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月5日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 絵が可愛い (2019年11月5日 21時) (レス) id: b3dda3f692 (このIDを非表示/違反報告)
かむり - 面白すぎます!! (2019年11月3日 4時) (レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむい。 | 作成日時:2019年10月19日 11時

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