としみつには弟がいたようで (ページ11)

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10話ページ11

Aside

A「おらっ！(バキッ」
ヤンキー5「ぐぁっ！ケボッゴホッ」
やっと半分か…ちょっと体力的にもきちぃな…

(ガンッ

A「いって…！チッ！(ボキッ」
あ、やべっ…ちょっと意識吹っ飛びそうだわ。…まぁ、別にボコボコにされてもいいか…
としみつ「おい、お前ら。何してんだ」
あれぇ？なんであの人ここにいるの？
おかしくない？よくわからん
でも、こん時の兄貴はいつもよりかっこよかった。けど絶対口に出してやんねぇ。

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としみつside

ほかの路地裏とかにも行ってやっと見つけたと思いきやそこにはAがぶっ倒れているわけで。なんとか意識はあるけれど。
そりゃ怒るよ。大事な弟だし。かけがえのない家族だし。
何したのか聞いてみれば何も言わねぇし。いきなり殴りかかってきて。失礼だと思わんのかね。
ぱぱっとA持って帰りたいんだけどな。
1人に軽く蹴りいれたらなんか他の奴ら逃げてったけど。まぁ、いっか。
としみつ「おい、A。大丈夫かだったか？」
A「別に…兄貴に助けられなくったって俺だけで片付けてたし…」
もー、素直じゃねーな…
としみつ「歩けるか？」
A「大丈夫だよ…歩けるし」
とか言っときながらめっちゃふらふらしてんじゃん。
としみつ「ったくもー…ほいっ」
A「！？はぁ！？ちょ、降ろせよ！」
としみつ「やだ。危ねーし。また怪我するぞ。静かにしてろ」
A「っ…わかったよ」
こっから近いのはてつや家だから早く行って消毒とかしてやんねーとな