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42話 躊躇い ページ45




『今から山に入ります』


しばらく街を歩いた後、彼女は唐突にそう言った。

……山?山って、あの山?


「……山に宿屋は無いと思うけど」

『今夜は私の屋敷で寝食をして頂きます。
明日にはお館様への手紙の返事が来るでしょうから、それを見て帰還するか続行するか決めましょう』

「屋敷?」


いくらなんでも鬼殺隊の本拠地から遠すぎるし、鬼殺隊の柱候補ともあろうものが山奥の屋敷しか与えられていないなんてありえない。


『そうですね……別荘のようなものです。今は使っておりませんが、時々管理の者に頼んで掃除をしたり風邪を通してもらったりしているので、清潔かと思われます』

「それって…………」



待って欲しい。



「……僕が君の家に邪魔するってこと?」

『はい…………は、もしかして、他人の屋敷に上がるのはお嫌だったり?』

「別に……ただ、」


「ただ、」なんなんだろう。
僕は何をそんなに躊躇しているんだ?

わからない



『?_____もうすぐ鬼が活動し始めます。
急いで向かいましょう』

「………?」


原因不明の感情に戸惑い、胸に手を当ててみるも脈は正常だ、心臓の動きもいつもと同じ。

……でも、わからない。このもどかしいような、焦燥?みたいな……じれったい気持ち。なんだろう、一体どうしたっていうんだ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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ほしいも(*^^*)(プロフ) - 設定めっちゃ自分の好みでした!(笑)更新少しずつでいいので頑張ってください〜!😁 (12月13日 16時) (レス) @page40 id: 88768a4726 (このIDを非表示/違反報告)
向汰(プロフ) - 空桜さん» そう言っていただけて嬉しいです!それに、私以外にも頑張っている方がいらっしゃるのだと思うと少し肩の力が抜ける気がします(´˘`*) 試験頑張ってください。応援しています (2019年9月23日 1時) (レス) id: 1112aaa288 (このIDを非表示/違反報告)
空桜(プロフ) - 待ってますね!私も就職試験あります。お互い頑張りましょう! (2019年9月23日 1時) (レス) id: e5333279ca (このIDを非表示/違反報告)
向汰(プロフ) - 何卒さん» ありがとうございます〜〜!気長にお待ちください(´˘`*) (2019年9月22日 21時) (レス) id: 1112aaa288 (このIDを非表示/違反報告)
何卒 - めっちゃ気になるところで終わってしまってウズウズしてます。笑 続き楽しみにしています! (2019年9月21日 1時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向汰 | 作成日時:2019年8月25日 1時

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