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綺麗に卵焼きが巻けてテンション上がった。
みそ汁もうまいし、おお、俺いい嫁になれるかも。誰か無職の俺を養ってくれる女の人いないかな。高収入で。
後は、ご飯だけになり食卓に並べていると足音がした。
「おはよう、天」
「おはよう。……おいしそう」
「だろー？」
少し寝癖がついているのがかわいい。
俺の料理を素直にほめて、そのまま洗面所に向かった。
その間ご飯の確認。
セットしたタイマーを見つつ、なんか音がだいじょうぶそうなのでオープン。むわっと湯気が立った。うん、上出来、おいしそう。
火を止めてご飯を混ぜて茶碗によそう。
全て並べ終わると洗面所から天が帰ってきた。
何も言うことなく黙って座る。
「いただきます」
「どうぞー」
もそもそと食べ始める天をしばらく見てから俺も食べ始める。
「あ、そうだ天。俺の部屋開けてよ」
「部屋？」
「そ、鍵かかって入れないんだけど」
音もなくみそ汁を上品に飲んだ天は、箸とお椀を置いた。
「忘れてた」
「だろうね。食べ終わったら開けて」
苦笑しながらずずっと音を立ててみそ汁を飲む。すかさず汚いと天に言われたが、普通の人は音を立てて飲むんです！！
「ねえ、そういえばなんで俺の部屋に鍵かけたんだっけ？」
「……さあ？忘れた」
「えー」
まあ、忘れるってことはあんまり重要じゃないってことか。
「まあ、扉の鍵閉めても窓から外出れるしね」
「そんなこと考えるのレイカくらいだよ。そしてそれを実行するのも」
「そんなことないよ」
笑いながら卵焼きをほおばる。やっぱりおいしい。
「天、今日はいつ頃帰るの？」
「夜の生放送あるから遅くなる。夕飯要らない」
「そっか。俺も昨日から居酒屋でバイトしてるけど天のほうが遅くなりそうだな」
「昨日からバイト……？」
あ、やべ。
目元が鋭くなった天。俺は視線を逸らした。
しばらくするとため息が聞こえた。
「もういい。ただバイトの連絡先教えて」
「お、おお。分かった」
てっきり説教かと思った。構えて損した。
「あと、睡眠薬は僕が管理するから」
「あ、うん」
「ほかの薬は自分で。ごちそうさま」
「お粗末様です」
そのあと何回か行ったり来たりした後、呼び鈴が鳴った。
たぶん迎えだろう。天が玄関に行くので食べ終わった俺は見送りに行く。
「いってきます」
「行ってらっしゃい」
ちゅっと天の頬にキスをした。
数秒固まった彼はゆらりと回転しながら俺に蹴りを入れた。
なぜ！？
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隣の住人E(プロフ) - 春夏秋冬七夕さん» こんばんは！コメントの返信が遅くなってすみません！！ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。また、楽しく読んでいただけてとてもうれしいです。それでは失礼します！！ (2017年11月4日 18時) (
レス) id: 6abf6c0f46 (このIDを非表示/違反報告)
春夏秋冬七夕(プロフ) - 楽しく読ませていただきました！あと、24話の天が点になってませんか？間違ってたらすみません… (2017年9月20日 22時) (レス) id: 155d222f9b (このIDを非表示/違反報告)
隣の住人E(プロフ) - イルミルキルアルカルマ君大好きだよ！さん» コメントありがとうございます！本当に嬉しいです！！今パソコン使えないので、第2部開始は次の平日になると思います。携帯だとうまく出来なくて……。それまで待っていただけると嬉しいです！！ (2016年3月20日 10時) (レス) id: 4f67c8fde2 (このIDを非表示/違反報告)
イルミルキルアルカルマ君大好きだよ！(プロフ) - 面白かったです！第二部、楽しみにしてます！！ (2016年3月20日 9時) (レス) id: ca685d836f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隣の住人Eさん | 作成日時：2016年3月10日 16時
