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客足も程よくなりようやく一息つけるかな、と思った頃。
「神城さん！！」
「？どうしたの？」
なんだか顔を青ざめているシロくん。
「頭大丈夫ですか！？」
「……」
とりあえず頭殴って、脛を蹴っておいた。
悲鳴を上げて脛を押える彼を見てホールに向かう。
顔青ざめて何があったかと思えばあいつは何なんだ。
「あ、神城さん！違うんです！！包帯が！！」
「ん？」
言われて気づいた。ウィッグの下から包帯が垂れている。
「おお、気づかなかった」
「すみません。本当に大丈夫っスか？」
「きょう退院したから平気」
「今日！？」
何をそんなに驚いてるんだろう。首を傾げながらウィッグを取りネットを取り、包帯を巻きなおす。
「神城さん！今日はもういいですから帰って！！」
「？まだ時間残ってるんだけど」
「落ち着いたので大丈夫っス！！だから帰って！！」
そのままぐいぐい従業員ようの部屋に押され、包帯がうまくまけない。
「退院した日にバイトするとかこの人やっぱり頭おかしい」
「おい」
足踏むよ？
そして、楽さんと龍さんがいる奥に差し掛かった時、襖が開いた。
「あ、すみま……！？」
「龍？どうし……！？」
二人とも、同じ顔して驚いてるんですけど、どうしたの？
「追加注文ですか？今伺いま……え！？」
その時、龍さんが俺を抱き上げて部屋に連れ込む。
連携プレイのようにすかさず楽さんがふすまを閉めた。
「え！？ちょ、すみません！！その人は……」
「だ、大丈夫だからホール戻って。注文もらったら帰るからちゃんと！！」
俺がそういうと、しばらくして自分ではどうにもできないことを察し行ってしまった。
酒が入ってる人と言い争っても意味ないからね。うん。
さて、完全酔っているであろう龍さんは俺を膝の上にのせて向き合う。
ペタペタと俺の顔を触るので、くすぐったい。
「天の待ち受けの子」
「ああ、昨日のダンサーだな。女か？」
「男です」
楽さんの質問についそう答えたが、昨日？
そこでようやく二人もあの現場にいた事に思い立つ。
臣は天だけしか見ていなかったようだがまあ、気が動転していたようだから仕方ない。
「昨日はお騒がせしました」
「いいや。俺たちは何もやってないよ。天がすごかったなあ」
「ああ。天が犯人を捕らえたんだ。こんな感じに」
実際の天の動きをマネする楽さんにうん、やっぱり酔ってるこいつらと確信。
龍さんは顔が赤くなるからわかるけど、楽さんは顔色かわらないんですね。
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隣の住人E(プロフ) - 春夏秋冬七夕さん» こんばんは！コメントの返信が遅くなってすみません！！ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。また、楽しく読んでいただけてとてもうれしいです。それでは失礼します！！ (2017年11月4日 18時) (
レス) id: 6abf6c0f46 (このIDを非表示/違反報告)
春夏秋冬七夕(プロフ) - 楽しく読ませていただきました！あと、24話の天が点になってませんか？間違ってたらすみません… (2017年9月20日 22時) (レス) id: 155d222f9b (このIDを非表示/違反報告)
隣の住人E(プロフ) - イルミルキルアルカルマ君大好きだよ！さん» コメントありがとうございます！本当に嬉しいです！！今パソコン使えないので、第2部開始は次の平日になると思います。携帯だとうまく出来なくて……。それまで待っていただけると嬉しいです！！ (2016年3月20日 10時) (レス) id: 4f67c8fde2 (このIDを非表示/違反報告)
イルミルキルアルカルマ君大好きだよ！(プロフ) - 面白かったです！第二部、楽しみにしてます！！ (2016年3月20日 9時) (レス) id: ca685d836f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隣の住人Eさん | 作成日時：2016年3月10日 16時
