36話 ページ5
次の日、夕飯の買い出しの帰りに傷だらけの女の子を見つけた。
無視して通り過ぎるつもりだったが髪の色を見てそういうわけにはいかなくなった。
俺は善人じゃない。
だから、ただそれだけの理由で彼女を連れ帰った。
「ただ今帰りました」
「あ、お帰…」
じとっと白子さんが俺におぶわれている彼女を見たのがわかった。
あれ…？
予想外の反応に俺が困る。
てっきり風魔の生き残りじゃないか！！とかなると思った。
白子さんって、もしかしてあんまり一族と関わりたくなかったりするのかな…？
なら失敗したと思うしかない。
でもまたおいてくるのもあれだ。
「どうしたんだい、それ」
「拾いました」
さらりとそう答えると白子さんが渋い顔をする。
「お、俺が手当するので部屋に運んでいいですか…？」
「……しょうがない」
ふぅと白子さんがため息をついた。
余計なことをしたようでしゅんっと肩身狭い思いをしていると急に背中が軽くなる。
というのも、白子さんが彼女を持ったからだ。
俺が声を上げる前にスタスタと中に入ってしまう。
その後を慌てて追いかけると白子さんは布団を
引き彼女を寝かせ救急箱を取り出していた。
「お、俺がやります！！」
「いいよ。俺の方がAより上手いし」
「ぐっ…」
確かに下手くそよりかは上手い人の方がいいに決まってる。
渋々口を閉じるが俺が手伝えることはすぐに取り掛かろうと隣に居座る。
するすると綺麗に手早く手当が終わり、まぁ、つまり俺の手伝えることはなかった。
迷惑をかけてしまった。
そうならないように配慮したつもりだったのに…。
少しばかり俺が落ち込んでいると、頭の上をポンポンと軽く叩かれた。
がばっと勢い良く顔を上げると白子さんが例の困った顔で笑っていた。
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隣の住人Eさん(プロフ) - 紅帆さん» コメントありがとうございます面白い、素敵な作品と言ってくれて本当に嬉しいです(*´∀｀*)番外編、頑張って更新しますので是非見てください！長らくお付き合いありがとうございました！！ (2015年3月3日 6時) (
レス) id: 1f53714272 (このIDを非表示/違反報告)
紅帆 - とても面白かったです(≧▽≦)素敵な作品をありがとうございました！番外編も楽しみにしてます。 (2015年3月3日 2時) (レス) id: 01156b7467 (このIDを非表示/違反報告)
隣の住人Eさん(プロフ) - 浅兎さん» コメントありがとうございます！！完結することが出来て、わたし自身も嬉しい限りです！！体には十分気をつけますね。心配して下さって本当にありがとうございます！！番外編に力を注ぎますのでどうぞ見てください！長らくお付き合いありがとうございました！！ (2015年3月2日 23時) (レス) id: 1f53714272 (このIDを非表示/違反報告)
浅兎(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最後まで本当に面白かったです!番外編も楽しみにしてます これからも身体に気をつけ頑張って下さい お疲れ様でした！！ (2015年3月2日 23時) (レス) id: d77a3c3a37 (このIDを非表示/違反報告)
隣の住人Eさん(プロフ) - 吹雪奏来さん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでくれたら本当に嬉しい限りです！！早速番外編を今しがた更新しましたのでどうぞ見てってください！！長らくお付き合いありがとうございました！ (2015年3月2日 23時) (レス) id: 1f53714272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隣の住人Eさん | 作成日時：2015年1月6日 12時
