四十一話 ページ42
鳳Aseid
お母さんからの連絡で早く事務所に来て、と言われ、小走りで事務所へ向かう
多分･･･あの人に会わせるためなんだろうな･･･
･･･あれって蓮くんたち？
どうしてこんなところに･･･
すると視界がぐにゃっと曲がり気がつくと目の前には大きな劇場があった
「なに･･･ここ･･･」
さっきまで芸能事務所の前にいたよね･･･？
周りにいた人たちも最初からいなかったように消えていた
すると前から足音がし、咄嗟に物陰に隠れる
･･･誰･･･？
仮面をつけた男女と･･･猫･･･？が劇場と思われる建物へ入っていく
あの建物･･･入っても大丈夫なのかな･･･？
恐る恐る足を動かし建物に入る
「侵入者を発見!!」
「え?!」
振り返るとメイドの服を着て仮面･･･？をつけた人？がいた
「･･･いや、この人は･･･」
「今すぐオオトリ様の元に連れて行きなさい！」
「はっ!!」
腕を掴まれ建物の奥へと連れていかれる
「な、何するんですかっ！
やめてください!!」
抵抗するがびくともしなく、暗い通路を無理矢理歩かされる
明るいところに出るとそこは客席と舞台がある劇場の中だった
パッと電気がつくと舞台の上に建物の前で見た仮面をつけた男女と猫が檻の中に入っていた
「A?!」
この声は杏?!
じゃあ横にいるのは蓮くんと竜司くん？その横のネコは何･･･？
「もしかして･･･杏たち？
どうしてここに･･･それにその格好･･･」
「それはこっちの台詞！」
杏の格好･･･すごい･･･
すると舞台の真ん中から声がした
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作者名：いそ x他1人 | 作成日時：2022年4月23日 17時
