三十七話 ページ38
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鳳Aseid
(数日後)
「久しぶりにお弁当持たされた･･･」
やっぱり･･･売るためだよね･･･
「はあ･･･そんなにいらないんだ･･･」
「何がいらないんだ？」
「ヒッ･･･れ、蓮くん･･･」
びっくりしたぁ･･･
背後から声かけるのは驚くよ･･･
「ごめん、驚かせたな」
「ううん、大丈夫」
「で、何がいらないんだ？」
「え?!
えっと･･･それは･･･
蓮くんには関係ないことだから!!
気にしないで!!」
「そんなに信用出来ないか？俺は」
「ち、ちがっ･･･そういうことじゃ･･･」
「冗談だ」
「じょ、冗談?!」
冗談にもほどがある･･･
「ほら、早く行かないと遅刻するぞ」
「あっうん！」
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チャイムが鳴り昼休みになった
「どうしよ･･･どこで食べようかな･･･」
あ、そういえば飲み物がない･･･
買いに行こ･･･
「次のターゲットどうするよ」
「改心出来そうな大物ってそう簡単に見つかんないしねぇ」
「怪盗団っつってもターゲットいなけりゃなぁ」
改心･･･ターゲット･･･怪盗団･･･
怪盗団?!
蓮くんたちが?!
「･･･蓮くんたちが怪盗団だったんですか？」
「A?!
どうして･･･」
「ご、ごめんなさい!!盗み聞きするつもりじゃ･･･」
「どっから聞いてたんだよ」
「えっと･･･次のターゲットどうする？ってところから･･･」
「マジかよ･･･」
「･･･どうする？」
「バレてんだしよくね？」
「よくないっつの」
言わなければよかったかな･･･
それになんか猫の声が聞こえる･･･
「A、放課後屋上な」
「は、はい･･･」
「なんで敬語に戻ってんだよ」
「A、俺たちは別に危害をくわえようとかそういうことをしようとは思ってない」
「･･･ごめん･･･なさい･･･」
雨宮蓮seid
まさかAに聞かれるとはな
Aなら言いふらしたりしないと思うが･･･
「竜司のせいで怖がらせちゃったじゃん」
「俺のせいかよ?!」
「言い方の問題だな」
「で、どうするんだ？」
「･･･正直に言おう」
「･･･だな
誤魔化そうとしてもなんか勘づかれそうだし」
「うん
それに虐待のことも聞けそうじゃない？」
「それじゃあ
またあとで」
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作者名：いそ x他1人 | 作成日時：2022年4月23日 17時
