二十四話 ページ25
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「ふぁぁ･･･
もう朝･･･早いな･･･
って･･･あれ？」
べ、ベッドじゃん!!
間違えてベッドに寝ちゃった?!
いや、でも･･･
あ、もしかして運んでくれたのかな？
･･･優しいな･･･
「一緒に行くのって不自然だよね
しかもここからずっと･･･」
早めに着替えて出よう
あ、服は洗濯してから返そうかな
私はチャチャっと着替えを済ませ一階に降りる
一階には既にルブランの店主がいた
「あ、おはようございます」
ぺこ、とお辞儀し挨拶をする
「え、えっと･･･昨日の嬢ちゃんだよな？
なんで上から･･･？」
「あ、訳あって泊まらせてもらいました
すみません･･･許可を取らずに･･･」
「いや、別に許可とかはいいんだ」
「そうなんですか？
では、失礼します」
「おうよ」
ルブランをあとにし学校へ向かう
ここって駅が近いからすごく行きやすい
するとスマホが鳴った
誰からだろう･･･
「お母様からだ･･･」
･･･もしかしたら学校にも連絡がいってるかもしれない･･･
「･･･学校に行ったらお母さんに連絡がいって･･･
またあそこに閉じ込められる･･･」
嫌だ･･･嫌だよ･･･
その場で蹲り泣くこともできずに震える
「A」
声がしたほうを向くとそこには蓮くんの姿があった
「どうしたの？そんな所で蹲って」
「少し嫌なことがあって･･･」
「少しどころじゃなさそうに見えるけど」
「大丈夫･･･大丈夫だよ！
心配してくれてありがとう
あ、それとベッド･･･私はソファのままで良かったのに」
「俺が嫌だ」
「ふふ、ありがとう
貸してもらった服は洗ってから返すから！」
「別に洗わなくてもいい」
「私が嫌だ」
「･･･俺の真似か？」
「へへ、わかった？」
「さっき言ったしな」
「あ、そっか
それじゃあ早く行こう」
本当は行きたくない
でも･･･ここで変なこと言ったら勘付かれるしね
「A」
「ん？どうしたの、蓮くん」
「俺はずっとAの味方だからな」
「!!･･･
ありがとう、私も蓮くんの味方だよ」
大丈夫･･･だよね･･･？
蓮くんは知ってるの？
もしかして勘付かれた？
あっ昨日、一昨日あったことを思い出して･･･
もしかしてそれで･･･!!
顔･･･引き攣ってないよね･･･？
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作者名：いそ x他1人 | 作成日時：2022年4月23日 17時
