五十話 ページ4
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客間に入るとそこには5､60代くらいの太ったおじさんが座っていた
きっとその人がお母様が言っていた人だろう
「すみません
支度に時間がかかってしまって…」
お母様がいつものテレビの顔でそう言うとそのおじさんはじろじろと私を頭の上から足の先まで舐めまわすように見る
「いやいや、いいんだ
女性は支度に時間がかかるものだからね」
「ほら、自己紹介しなさい」
「は、はい…
初めまして、鳳Aといいます…」
そう言って頭を下げる
「うんうん、写真で見た通りとても可愛いね
私の隣に来なさい」
「わかりました…」
そう言われおじさんの隣に座る
すると手が私の腰にまわされ気持ち悪い手つきで触られる
…今すぐにでもこの場から逃げ出したい…
気持ち悪い…
「私は神山仁太郎(かみやまじんたろう)だ
気軽に呼んでくれ、将来家族になるのだからな」
なんともいえない気持ち悪い目で私を見て言う
「は、はい…」
「どうやら緊張しているようだな
まあ、初めて会うのだから仕方ない」
するとお母様が口を開く
「あ、では私はここでお暇しますね」
えっお母様?!
ここで出ていかれるのはちょっと…!!
私の思いは届かなかったのかお母様は客間から出ていってしまった
「さて、やっと…だな」
「え？」
すると、急に押し倒された
急なことで理解が追いつかず私は頭が真っ白になる
「私はこの時をずっと待ってたんだよA」
鼻息が荒い…とても気持ち悪い…
「や、やめてくださいっ…」
「いいじゃないか私の可愛いA」
神山さんはそう言いながら私の髪を触る
「ひっ…」
いやだ…こんな人が初めてなんて…
私もう無理なのかな…
…いや、私はもう前の何も出来ない私じゃない！
抗え！自分！
「離して!!!」
そう言って私は神山さんを跳ね除けその場から逃げる
こんなことをしたのだから説教で済むとは思わない
でも不思議と怖くない
むしろスッキリしてる
私だってやろうと思えばできる…!!
そう心の中で思いながらガッツポーズをし家を出た
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ソーサレスオーシャン(プロフ) - この小説すごくお気に入りです！更新ご自分のペースでいいので，頑張ってください！楽しみにしてます！ (9月18日 1時) (
レス) @page6 id: d4d166ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - とても面白いです(*^^*)続きがとても気になります(*^^*)楽しみに待ってます(*^^*) (9月11日 9時) (レス) id: 56a8e30dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いそ x他1人 | 作成日時：2022年7月28日 18時
