四十九話 ページ3
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「か、帰りました…」
「遅かったわね、もういらっしゃってるのよ！
…ってどなた？
サインはしませんよ」
「サインなんかいらねぇよ」
「俺たちはAが心配で着いてきました」
「心配？
なにを言ってるんですか？」
お母様はとぼけたような顔をして首を傾げた
「そのまんまの意味ですよ
Aが変な人に手出されないか心配なんです」
みんながこう言ってもお母様は何も動じない
「ああ、心配になる気持ちわかります
Aは私に似てとても美人ですもの」
微笑んでお母様はそう言う
正直言って気味が悪い
思ってもいないことをなんでこんなに堂々と言えるのだろう
「そういう意味じゃなくてよ！」
竜司くんが声を荒げてそう言うもお母様は何も知らない、という顔でこちらを見る
「金のためにAを無理やり嫁がせるんだろ」
「?! どうして貴方たちがそれをっ···」
するとお母様は私を睨みつけた
「っ·····」
私は視線を逸らし下を見る
「…顔は覚えたわ
このことを知った以上無事でいられると思わないことね
…家から追い出してちょうだい」
お母様の隣にいたお手伝いさんにそう指示するとみんなはお手伝いさんたちに囲まれ、私はお母様に腕を掴まれ動けなくなる
「おい！離せよ！」
「果穂様の指示ですので」
抵抗してもみんなを囲んでるのがガタイのいい男の人たちでビクともしない
「あんたはこんなことして楽しいの?!人の人生踏みにじって!!」
「ええ、もちろんよ
むしろ私の人生の踏み台になれるのだから感謝してもらわないと」
お母様…
「人の人生をなんだと思ってるんだ」
「いちいちうるっさいわね···
早く追い出して!!」
「みんな!!」
するとみんなは無理やり家から追い出された
「まったく…
A、次はないわよ」
「っ…はい…」
「ほら、あの方を待たせてるんだから早く行くわよ」
そう言われ私はお母様のあとを着いて行くしかなかった
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ソーサレスオーシャン(プロフ) - この小説すごくお気に入りです！更新ご自分のペースでいいので，頑張ってください！楽しみにしてます！ (9月18日 1時) (
レス) @page6 id: d4d166ce3a (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - とても面白いです(*^^*)続きがとても気になります(*^^*)楽しみに待ってます(*^^*) (9月11日 9時) (レス) id: 56a8e30dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いそ x他1人 | 作成日時：2022年7月28日 18時
