あなたはだれ…？ ページ2
目を覚ますと見慣れない天井
ここ、どこ？
起き上がってみると締まりきったカーテン
日差しなんてひとつもない
そしてこの部屋には何も無い。
今私がいるベッドだけだ
？「あっ、起きた？」
えっ…？
？「怖がらなくていいよ。俺はここに住んでる人」
「あ、あの…」
？「ん？」
「な、なんで私、ここにいるんですか？」
？「え？あー、君が寝てたから、誘拐？しちゃった。大丈夫、変なことは何もしないよ」
「へっ？ゆ、誘拐？」
？「そ、誘拐」
さっきからおかしなことを言っているこの人は誰なんだ
「何、馬鹿な事言ってるんですか、帰ります」
ドアノブに手をかけたとき
？「A」
「ひっ…！？」
彼は私のお腹に手を回し、顔を首に埋めてきた
？「行かないで…」
弱々しくいう彼に、私は抵抗なんてできなかった
「…わかりましたよ、」
？「ほんと！？」
わかりやすく嬉しそうな顔をする彼が、ちょっと可愛いなって思ったり…
？「名前は？」
「望月Aです。あなたは？」
ホシ「ホシだよ、ホシって呼んで」
そうやって彼…ホシは、細くてつり上がった目をさらに細めて微笑んだ
「ホシ…」
ホシ「ん、いいこいいこ」
そう言って頭をポンポンと撫でてくれたホシの手はとても暖かかった。
「…ほんとに誘拐犯なの？」
ホシ「ほんとだよ、」
誘拐犯とは思えないほど、感情豊かで優しい人だ。
彼は私を誘拐したのに、もう私は彼に好感を持ってるなんて、おかしな話
ホシ「さ、朝ごはんにしよっか。なにか作れる？」
「えっ、私？…目玉焼きくらいなら…」
ホシ「プッ！それくらい俺でもできるw w w」
「はあ！？じゃあホシが作ってよ！」
ホシ「ごめんごめんw w w 」
結局、彼が作ったのはスクランブルエッグ、ベーコン、トースト、ヨーグルト
「これくらい私でもできるw w w」
ホシ「んだとー！？じゃあ明日はAな！」
「はいはいw w 」
誘拐されたというのに、とても楽しい時間を過ごしていた
心配してる家族や友達のことを忘れて…
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桜月(プロフ) - おでんさん» コメントありがとうございます！書きながら思いつきで足したものもあって結構自分でも久々に見たらえってなったりしました（笑）感動していただけてとても嬉しいです！次作も皆様に楽しんで頂ける作品を準備しております。よろしくお願いします！ (2018年10月3日 0時) (
レス) id: 5310b313a1 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - たるぎうゆさん» コメントありがとうございます！ハッピーエンドかバッドエンドか本当に迷ったので、読者様の捉え方による終わり方にしました。感動するって言って頂けて光栄です！次作もよろしくお願いします！今まで本当にありがとうございました。 (2018年10月3日 0時) (レス) id: 5310b313a1 (このIDを非表示/違反報告)
おでん(プロフ) - まさかの展開にビックリしたし感動しました。お疲れ様です！！！ (2018年10月3日 0時) (レス) id: 98d792b883 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎうゆ(プロフ) - ラスト…悲しいけどとても感動しました(泣)桜月さん、お疲れ様でした！ (2018年10月1日 22時) (レス) id: 33aee5cbc7 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - おでんさん» 本当にそう言っていただけて光栄です(泣)ありがとうございます！ (2018年8月8日 8時) (レス) id: 5310b313a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜月 | 作成日時：2018年4月30日 23時
