願わくば…【進撃の巨人】2

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⚠月の物の表現ありです




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Aはミカサと二人で話したいと、この部屋から出たいと言えば、団長はそれを許さなかった。



Aも一応疑われてるらしいし、仕方ないと言えば仕方ない。



でも、それで引き下がるのでは無く、妥協案としてハンジさんと一緒ならどうかと団長に提案し直した。



「私？いいの？二人で話したいんじゃ？」



「本当はリヴァイ付き添いなら許可しようと思うが…ハンジ氏名なのはなにか理由があるのか？」



『ええまぁ。』




「ふむ…良いだろう。ハンジ、付いて行ってやれ。」



『ありがとうございます。』



話は纏まり、ハンジさんとAとミカサの3人で部屋を出る事になった。


部屋の外の見張りは一旦別の持ち場へ行って貰い、なんの話しをするのか結局分からないまま3人を送り出した。









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ハンジ side




部屋から出て廊下を歩きながらAは兵服の上着を脱いだ。



私とミカサは後に続いて並歩していたが、数歩前に出てミカサがAに話し掛ける。


「それで？私に何か用？A」



『あぁ。ミカサの体調が良くなさそうだったからな。薬もってるか？』



「えっ？」



Aはそう言いながら脱いだ上着をミカサの腰にまきつける。



話が見えないな…私には分からない会話をしている、訳ではなさそうか…。



ミカサも素で驚いた反応だし、Aの目的も分からないまま。



取り敢えずこのまま様子見か。




「えっ、あ、…どうして、分かったの？」



『ズボン白いから、汚れが目立つ。
それに、ミカサにしては珍しく脂汗かいてたしな。』



「アルミンにも気付かれなかったのに…凄いね、流石A」



『いいえ。コレ、憲兵団で配布されてる鎮痛剤。多分その痛みにも効くだろうから、着替える時に飲んできな。』




「ありがとう、A。」






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