検索窓
今日:3 hit、昨日:13 hit、合計:11,791 hit

・引き続きちょっとだけ注意 ページ33








『……アニ、ね、いい?』


フルフルと小さく首を横に振るアニ。


アニの着ている服、6つあるボタンのうち、先程1つ外した。


それから第2ボタン、第3ボタンと外し、下に着ているキャミソールがありありと俺の視界に映った。



「ぁ、あ、…まって、…、や、やだ……!」


『…!』



アニの胸へ顔を埋めようとしたとき、頭の上からそんな震えた声が聞こえた。


ようやっとか、なんて思いながら俺は体勢を直し、アニの服のボタンを止め直す。



「……ぇ?」


『悪かった。』



ちゃんと1番上までボタンを直し、アニの頭をポンポンとしながら謝る。



警戒心を教えるためとはいえ、アニに怖い思いをさせたことは凄い反省してる。


本気じゃないよ、とアニに伝えてから、俺はベッドから離れた。



「どこ、行くの…。」



『俺はキッチンの机で寝るよ。』



いきなり襲ってきたやつと同じ部屋だなんて、ベッドが同じじゃなくても嫌だろうしね。



何も言わなくなったアニを置いて、俺は部屋を出て、キッチンへ向かった。


アニが片付けてくれたキッチンは綺麗になっていて、机に伏せて寝てもなんの問題もないくらいだった。



明日は身体が硬くなるかもしれないな、なんて思いながら、持ってきた毛布を肩にかけて腕を組んで机に伏せた。


自分ではあまり気付いていなかったが、だいぶ疲れていたのか、数分も経たないうちに意識は夢へ落ちていった。


















『…ん?』



カーテンのない窓から強めの日差しが差し込んでいて、その光で目が覚める。


俺が起きて目を開けた先には、俺と同じように机に伏せて寝ているアニがいた。


『…は?』




なぜアニがここに??いや、そんな事より身体を痛めてしまう。


朝といってもまだ早い、起きる時間ではない。




俺はアニを起こさないようにそっと抱き抱えて寝室へ運び、アニを寝かせて布団をかぶせた。





願わくば、アニが幸せな夢を見られるように…。






・→←・ ほんの少しpinkかも……?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , アニ , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- く (3月20日 20時) (レス) id: 568dfd9108 (このIDを非表示/違反報告)
もっちりパンダ(プロフ) - 更新ありがとうございます😊 楽しみに待ってます! 頑張ってください。 (2月4日 23時) (レス) @page21 id: 55730a40a9 (このIDを非表示/違反報告)
来夢 - なんというか!もう,最高です♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ 次は夢主くんの無双劇か,夢主くんの巨人化かな?って思ったりしてて,めっちゃワクワクしてます! 次の投稿も頑張ってください! (1月28日 14時) (レス) @page18 id: 67da7e264d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新ありがとうござます😭🌟最後、わー!!!って声が出ました笑笑続き楽しみすぎます頑張ってください⸜🙌🏻⸝‍ (1月27日 21時) (レス) @page17 id: 380a0df348 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わ〜!!更新ありがとうございます!!アニー!!!これからどうなるのか凄く楽しみです✨男主の無双始まるのかな!?ワクワクしてます😳💗 (1月26日 16時) (レス) @page18 id: 27f29b5b0a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:五月雨雫 | 作成日時:2023年11月25日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。