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No side
ジャンは立体機動装置で本来あった地下通路の入口付近へ着地する。
その足で階段を降り、崩れた瓦礫の山を見つけ、瓦礫の下から少し見える、誰かの足を確認した。
兵士の共通ブーツ。Aは間違いなくこの下にいる。大きな瓦礫から順に退かしていった。
「おいA！！生きてっか！？」
瓦礫を退け、何とか隙間からAの顔が見る事が出来た。
頭から血を流し、浅い呼吸を繰り返すAを見て、ジャンは少し焦り気味に瓦礫を退けようとする。
だが、運がよくか悪くかは分からないが、絶妙なバランスで支え合って空洞が出来ているおかげでAは辛うじて生きている状況だ。
下手に動かしたら一気に崩れて死ぬだろう。
ジャンは唯一瓦礫の外へ出ている足を揺らしながら大きな声でAを呼んだ。
すると、その声が聞こえたのかAはゆっくり、うっすらと片目を開いた。
「A！！！」
『…じゃ……ん…？』
「こっちからじゃ瓦礫が崩れて下手に動かせね…
『あに、…は？』
「…」
頭から血が流れ、視界も赤く染まるAは、ジャンの話を遮り、自分の安否よりもアニがどうなったかを知りたがった。
ジャンは一呼吸置いてから事の顛末を手短に話した。
『女型…そう、か…』
「Aにとっては辛いだろうが、こっちも戦力が足りねぇ…、動けるなら、Aの力も貸してほしいんだ！
そこから出れるか！？」
『…』
「…A？」
『…悪ぃ、腹になんか刺さってるみたいで、もう感覚がねぇんだ…』
「なっ…」
『ここにいるだけ、時間が無駄だ…俺は放っておけ…アニを、頼んだぞ』
「おい、A…？A…！？」
浅い息が続いていたAは、言いたいことを言った後、ピタッと呼吸が止まった。
ブーツを脱がす事も肌に触れることも出来ない故、脈があるかは確認できない。
ジャンは、泣きそうな顔を必死にこらえ、マントを翻して女型の巨人へと向かった。
『…っぷは……はぁ…この状況で息止めんのしんど』
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く - く (3月20日 20時) (
レス) id: 568dfd9108 (このIDを非表示/違反報告)
もっちりパンダ(プロフ) - 更新ありがとうございます😊 楽しみに待ってます! 頑張ってください。 (2月4日 23時) (レス) @page21 id: 55730a40a9 (このIDを非表示/違反報告)
来夢 - なんというか！もう，最高です♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ 次は夢主くんの無双劇か，夢主くんの巨人化かな？って思ったりしてて，めっちゃワクワクしてます！ 次の投稿も頑張ってください！ (1月28日 14時) (レス) @page18 id: 67da7e264d (このIDを非表示/違反報告)
ら(プロフ) - 更新ありがとうござます😭🌟最後、わー！！！って声が出ました笑笑続き楽しみすぎます頑張ってください⸜🙌🏻⸝ (1月27日 21時) (レス) @page17 id: 380a0df348 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わ〜！！更新ありがとうございます！！アニー！！！これからどうなるのか凄く楽しみです✨男主の無双始まるのかな！？ワクワクしてます😳💗 (1月26日 16時) (レス) @page18 id: 27f29b5b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2023年11月25日 12時
