願わくば…【進撃の巨人】2

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「待たせたね」



「…ううん。大丈夫。」


2人とも合流し、俺とアニを前に、残り3人が後ろになって歩く。



思ったより道中長く、明らかに人気のない所へ向かっていると言うのが分かった。



そしてこの道を囲むように配置している兵士たち。


殺気が漏れすぎている。


アニが気付いたのはそのせいかも知れないな。










地下通路に着き、3人は先に階段を降りていく。


本来なら俺もエレン達と一緒に降りる予定だが、アニを1人にはできやしない。



俺はアニの横で3人を見下ろすように立った。




「地上を行かないのなら私は行かない」


『…アニが嫌なら、俺も…行けないな。
アニを放っては置けない。』



「…っ…何でだよアニ！！A！！」




それからはお互いの疑問のぶつけ合い。



マルコの立体機動装置を俺が提示したことによって、ソニーとビーンを殺したのがアニだとはバレていなかったけど、

壁外調査でアルミンを見逃したのが仇となったのだろう、その事についてアルミンからネチネチと追及される。


そこに痺れを切らしたエレンが2段程会談を上がって口を開いた。



「おいアニ！！お前が間の悪い馬鹿で、クソつまんない冗談で適当に話を合わせてる可能性がまだ、あるから！！

とにかくこっちに来い！！
この地下に入るだけで証明出来ることがあるんだ！！
こっちに来て証明しろ！！」


「…そっちには行けない
私は、戦士になり損ねた」


「だから！つまんねぇって言ってるだろォが！！
A！！お前だってわかってんだろ！？アニの無実が証明されたくないのか！？」



『分かってる…でも、アニが嫌だと言うなら、それは無理強いしたくない。』


「…A。
アンタはアルミン達みたいにさっきの話信じてないの？」



『俺が信じるのはアニが言う言葉だけだから…アニがそう言うのなら俺の中ではそうなる。』



「…そう。」





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