ちょっと変わったマネージャー【ブルーロック】2

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水平思考クイズとは、出題者が読み上げる謎の物語に対して、
回答者が「はい」「いいえ」「関係ありません」のいずれかで答えられる質問を繰り返すことで状況を整理し、真相を推理する形式のクイズ。

固定観念にとらわれない斬新な発想力が鍛えられるとされているゲーム。



それはスポーツ選手にとっても同じこと、試合中相手の思考を読み合う力を高めるにも最適なゲームである。



水平思考クイズの説明を終えると、廻は目をキラキラさせ、右手を上げて「ハイハイ！やる〜！！｣と乗り気になった。


他の面々も勉強に戻るのは嫌だと、クイズをすることに決定した。


『あ、分かっているとは思いますけど協力ゲームですからね』


凛「あ？」




協力、と聞き、眉に皺を寄せて嫌な顔をする凛に対してAは手を顎に置き、少し考える素振りをした。



『そうですね、10分以内に、全員で協力して答えを導き出せたら2時間、休憩でサッカーしてきてもいいですよ。』


なら、とAは口を開きそう言えば、凛は渋々黙った。

代わりに廻が五月蝿くなった。



廻「サッカーだって！サッカー！！潔！！絶対クリアしよーー！！」


潔「分かった…分かったから手を振り回すな！」



決まりですね、とAはタブレットのタイマーを表示させてスタートボタンに手を当てた。



『「帝襟さん家の絵心さんは、働いていないのに、一生食べ物や住むところに困りませんでした。」
なぜでしょうか？』



廻「えっ、絵心っち働いてないの？」


『違う…違いますよ、例文です。
絵心さんしっかり働いてますよ。
しっかり…ではない、ですけど』



潔「帝襟さんと絵心さん結婚してんの？」


『だから、例文ですって。』







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