ちょっと変わったマネージャー【ブルーロック】

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潔から廻へパスを通し、ドリブルで切り抜けようとする。


ディフェンスの守りが固く、これ以上無理だと分かった廻はサイドに待っている豹馬へパスを出した。



剣城と一体一、豹馬は3点目を取った時と同じように自分で自分にパスを出す為前へ蹴り出した。


初速の速い剣城においついた時、ボールの先には凪の姿が。

凪が足を出す前、潔が間に割って入って再度豹馬の前へボールを出した。



潔「いけ…」


豹馬「いい子だ潔。あとでよしよししてやる」


2人のディフェンスを抜き、豹馬曰くの「ザル守備」を突破して右角にぶち込むも、キーパーが左手で弾いた。



そのボールを逆サイドのスペースに待つ我牙丸がシュートを打つも、玲王が飛び出て右足で防いだ。


弾かれたボールは國神の蹴撃射程(テリトリー)。

波状攻撃で國神はボールをぶち抜きゴールを奪った。



潔「予感(よみ)通り！！！」



4-4






『…成程、潔さんの武器は空間認識能力ね。』




Aは潔と同じ視点でフィールドの外から選手を見ている。

正確に言えば少し違うが、先読みと似たものだ。



持ち慣れたバインダーに4点目、國神と書き込んでから、リスタートするまでの短時間、久遠へと足を向けた。



フィールドの隅っこ。

事前に雷市からはそこから動くなと言われていて、その通りに1歩も動いていなかった。




残り5分


久遠「(このまま何もしなければ俺は生き残れる…！！

いいんだよこのままで…このままで…)」




『本当に？』


久遠「！」


『今と昔は違いますよ？
メンバーも、サッカーに対する熱も。


本当に、良いんですか？このままで』



久遠「っ…」


再開したゲーム、豹馬が正面に立ちはだかる剣城がパスを凪に出す。



その凪に唯一潔が追いついていた。









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