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國神「絶対に負けられない試合だもんな」




そう國神がいう事でチームZの面々の顔つきが変わる。



……一人を除いて。




『違いますよ』



國神「えっ?」




そんなしんみりとした雰囲気の中Aはあっけらかんとした声でそう口を開いた。



無表情だが、何を言っているんだ?と馬鹿にしたような表情を添えて。



『絶対にってなんですか?
逆に聞きますけど、負けていい試合なんてこれまでにあったんですか?


入寮テストも、これまでの試合も、一度も負けていい試合なんてありません。



常に“絶対に負けない“と言う気持ちでいるか、“勝つことが当たり前“ぐらいの精神でないと。』



潔「……確かに…そう、だよな。


ありがとな、Aさん!」





真顔でAがそう言ってのけた後、Zのメンバーは皆肩の力を抜いたようだった。




そして、未だ引っ付いたままの蜂楽の頭を撫でた。




蜂楽「にゃは!これ良い!気持ちいい!」



五十嵐「蜂楽ばっかズリィよ!!」



今村「なぁAさん!俺にも頭撫でて!!」




『良いですよ』





良いの!?とその場の全員が声を揃える。




欲望に従順になった男共はAの前に整列し始めて頭を下げて差し出した。



1列になった男達の頭を嫌な顔1つせずに撫でて行く。




10人の頭を撫でた後、1人、並んでいない赤髪の前に立った。




『千切さんは良いんですか?』



千切「……………俺は、べつに」





目を合わせずに顔も背けたままの千切に、Aは1つ息を吐きながら他のメンバーと同じように頭を撫でた。



千切「なっ」



『何を思い詰めてるのか知りませんけど、このブルーロックに選ばれたのは極わずかな人だけです、世界一を夢見ていない人などそもそも選んでいませんよ。


それから、試合による敗北以外での退場を防ぐために私がいます。
物理でも精神でも何か怪我があれば仰ってください。』










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五月雨雫(プロフ) - しゅさん» ありがとう!(´▽`)カイザーもそのうち出すからね! (1月8日 13時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
しゅ - カイザーラブっ!!です物凄く素晴らしい作品ですね♡ (1月7日 22時) (レス) @page17 id: 549e30d0c2 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - ユキ?さん» どのアニメだ…?(´・ω・`)? (12月18日 12時) (レス) @page50 id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ?(プロフ) - ツンデレのデレは最高や……最後のアニメのやつ絶対にあのアニメだろ(笑) (12月18日 0時) (レス) @page23 id: 631da5b6df (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - レイさん» 分かる.*・゚(*º∀º*).゚・*.デレこそ正義だよね (8月13日 15時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2023年4月7日 21時

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