24 ページ24
・
ガラガラガラガラ
密閉した空間に響くなにかタイヤを転がしたような音が聞こえる。
凪誠士郎を背負った御影玲王はその音が大きくなるのに気付き、その場に止まった。
剣城「?なんの音だ?」
御影の隣で歩いていた剣城斬鉄も立ち止まりそう疑問を口にした。
御影「なんか、転がす音?」
ガラガラゴロゴロという音が目の前の曲がり角の所まで来て、1度スっと音が止まった。
そして角から見えたもの、それは台車に乗った大きなダンボールだった。
御影「うおっ」
縦に2m程はあるだろうか、大きなダンボールに御影は1歩後ろに下がった。
声が聞こえたのか、Aは誰か前にいるのかとダンボールからひょこっと顔を出して前を見た。
『御影さん、凪さんに剣城さんも。お疲れ様です。』
御影「なんだ、Aか……何してるんだ?これ何だ?」
『これは御影さんのベッドですよ。
先程ゴールボーナスを5ポイントで高級安眠ベッドと交換していましたよね?』
Aの運ぶダンボールの中にはベッドのフレームが入っていた。
完成品のままでは流石に扉を通過しないので、中に持ち入ってから組み立てる仕様だ。
だが流石に1人では運べなかったので、台車を使用していた。
この密閉空間には台車の音はかなりうるさかったらしい。
一種の地響きのようなものだ。
だが、今は夕食の時間帯、皆食堂に集まっていてガヤガヤしているため、今の間に準備しようという事だ。
勿論御影達も食堂に向かう最中である。
凪「え〜Aそんな事もすんの?めんどくさくない?」
御影の背中で眠っていた凪が目を擦りながら起き、そう会話に参加する。
『私の仕事は皆さんのサッカー以外の身の回りのお世話ですから。』
凪「大変だね」
『いえ、これくらい全体の業務に比べたらマシです。』
・
Twitterに夢主ちゃんのイメージ画像を乗せました。
私の勝手なイメージなので、ご自身の理想が、崩れる可能性ありますので、自己責任でご覧下さい。
@8738samidare
五月雨雫(占ツク)と言うアカウントです。
861人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五月雨雫(プロフ) - しゅさん» ありがとう!(´▽`)カイザーもそのうち出すからね! (1月8日 13時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
しゅ - カイザーラブっ!!です物凄く素晴らしい作品ですね♡ (1月7日 22時) (レス) @page17 id: 549e30d0c2 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - ユキ?さん» どのアニメだ…?(´・ω・`)? (12月18日 12時) (レス) @page50 id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ?(プロフ) - ツンデレのデレは最高や……最後のアニメのやつ絶対にあのアニメだろ(笑) (12月18日 0時) (レス) @page23 id: 631da5b6df (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - レイさん» 分かる.*・゚(*º∀º*).゚・*.デレこそ正義だよね (8月13日 15時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:五月雨雫 | 作成日時:2023年4月7日 21時