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『二子さん?どうかしました?』




二子「ぁ、いえ……」






入り口に止まったまま、入ってこない二子を不思議に思い、Aは椅子から立ち上がって近づく。



二子が1歩下がるも、Aは二子に近づき、様子を伺った。





『鼻が赤いですね……なるほど、そちらのベッドに座っていてください。』




二子は言われた通り大人しくベッドにちょんと座り、奥へ消えてったAの帰りを待った。



二子は、医務室に人がいると思っていなかった。



五つも棟があるのだ、どこかへ居るだろうと。



けれど、いてしまった。




先程チームZとの試合が終わり、1―2で負けて泣いて腫れた目を冷やそうと来たのだ。




長い前髪の下を見られるのを嫌がる二子はAが居ることに動揺した。



まともな返事も出来なかったのに、Aはすぐ行動に移した。



チン、と遠くから小さく音が聞こえ、その方向の扉が開いてAが出てくる。



『暫くこのホットタオル目に当てておいてください。』



二子「あ、ありがとう……ございます。」




Aの手から受け取ったタオルを目に当てようとすると、Aは察したように定位置の椅子へ戻った。




前髪の下を見られるのを嫌がる事を知っているからだ。


一応、人それぞれの個人情報は事前調査表を暗記しており把握している。



Aは珍しく気を使って二子にちょっかいかけるのを辞めた。





それから少したって、目の腫れも引いたのか、二子は立ち上がってAの座る机の近くによった。



二子「これ…ありがとうございました。」



『いえ。もう大丈夫ですか?』



二子「はい。……ぁ、それ」





『?……ぁあ、アニメ、ですね。』





一仕事を終え、気晴らしにアニメを見るか、と某動画視聴チャンネルをパソコンに写していると、近くに来た二子には見えたらしい。






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五月雨雫(プロフ) - しゅさん» ありがとう!(´▽`)カイザーもそのうち出すからね! (1月8日 13時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
しゅ - カイザーラブっ!!です物凄く素晴らしい作品ですね♡ (1月7日 22時) (レス) @page17 id: 549e30d0c2 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - ユキ?さん» どのアニメだ…?(´・ω・`)? (12月18日 12時) (レス) @page50 id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ?(プロフ) - ツンデレのデレは最高や……最後のアニメのやつ絶対にあのアニメだろ(笑) (12月18日 0時) (レス) @page23 id: 631da5b6df (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - レイさん» 分かる.*・゚(*º∀º*).゚・*.デレこそ正義だよね (8月13日 15時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2023年4月7日 21時

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