ちょっと変わったマネージャー【ブルーロック】

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そうしてAは全25チーム分の洗濯物を受け取り、洗濯機で25回、回した。




今は洗濯機が洗濯中で、終われば25チーム分干さなければならない。






だがAは嫌な顔せず受け取り、洗濯を待っているあいだ漸く朝ご飯を食べ始めた。






やはりどのチームに行っても同じような質問はあるもので、洗濯物を回収する際、何度も同じ回答を繰り返した。



誰がやっても疲れる動作である。




Aは誰もいないどこかの食堂で1人手を合わせ朝食を食べ始めた。












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数時間が経ち、たった今笛がなって1次選考の第1試合が終了した所である。





チームZvsチームXの試合が終了し、1-5で幕を下ろした。







そのフィールドにAはバインダーを持って立っていた。








試合が終わり、ラストワンプレー潔が國神へパスした事による少しの揉め事が発生しようとしているところだった。






『喧嘩は反則行為となり退場させられる可能性がありますよ。』




雷市「あ"ぁ！？」


潔「えっと…A、さん。」





『お疲れ様ですZ、Xの皆さん。
入口にドリンクのボトルとタオルを置いてますので各自それぞれ持って行って下さい。



それから、怪我人や体調不良者などいれば直ぐに申し出てください。』





雷市陣吾に胸ぐらを掴まれ、ほおり投げられた潔世一の元へしゃがみながらこの場にいるメンバーに聞こえる声量でそう伝えた。




誰も怪我はしていないらしい、体調不良もいなかったのか、皆大人しくタオルドリンクを持ってフィールドを出ていった。





國神錬介、蜂楽廻を除いて全員が部屋を出たのを確認して、Aは口を開いた。





『潔さん、上服を脱いで下さい。』




潔「……えっ？」




落ち込んだ様子の潔は、耳に入ってきた凛とした声に思わず聞き返した。





『服を、脱いで、下さい。』




ゆっくり、区切って繰り返してもらっても聞き間違いではなかった。









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