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乙夜「あ、ね!俺今日で計5ゴールだから、スマホの返却とマッサージにするつもり。
だから、L○NE交換しよ?」
『……すみません、私個人のスマホは持ってません。』
乙夜「えっ?マジで?
部屋に置いてあるとかではなく?」
『はい。
乙夜「それって…」
烏「なぁ、凡」
怪我人などは居ないらしく、それぞれがさっさとフィールドを出て行く中、乙夜はクールダウンのストレッチをAに手伝って貰っていた。
開脚した乙夜の背中をAが押しながら話していれば、唯一一人残っていた烏が会話に口を挟んできた。
烏とAの面識はあるものの、会話するのは初である。
初っ端から凡呼び。
まぁ烏の癖みたいなものだが、少しイラッとくるのもしょうがないと思う。
そして、Aは割と短気である。
乙夜「俺が今喋ってんじゃん」
烏「お前やなくてこっちの凡に話しかけとんねん。」
『ですので、ココでの生活が終わったらバイトしてスマホ買おうと思ってます。』
乙夜「えっ、あ、うん。」
烏「は?」
『LINEの交換はその時でいいですか?』
乙夜「うん。…ありがと」
次は太腿のストレッチしますので寝転んで下さい、と烏を無視しながら乙夜のストレッチを続けるA。
その後2回ほどAと乙夜の会話の間に割って入るも、面白いくらいにフル無視をかまされ、遂に烏は脳みそプッチンプリンになった。((
Aの肩をガシッと掴んで力任せに引っ張って振り向かせる。
烏「ええ加減にせえや!無視すんな凡!!」
『?あぁ、ずっと私の事を呼んでたんですね?
すみません、初日に自己紹介したの覚えてらっしゃらなかったのですね。
私、凡と言う名前ではなく、Aと言います。
改めてよろしくお願いしますね。』
烏「は?」
乙夜「ブハッ」
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五月雨雫(プロフ) - しゅさん» ありがとう!(´▽`)カイザーもそのうち出すからね! (1月8日 13時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
しゅ - カイザーラブっ!!です物凄く素晴らしい作品ですね♡ (1月7日 22時) (レス) @page17 id: 549e30d0c2 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - ユキ?さん» どのアニメだ…?(´・ω・`)? (12月18日 12時) (レス) @page50 id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ?(プロフ) - ツンデレのデレは最高や……最後のアニメのやつ絶対にあのアニメだろ(笑) (12月18日 0時) (レス) @page23 id: 631da5b6df (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - レイさん» 分かる.*・゚(*º∀º*).゚・*.デレこそ正義だよね (8月13日 15時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2023年4月7日 21時