ちょっと変わったマネージャー【ブルーロック】

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驚きを顔にうかべる帝襟を気にせず、絵心は続けて口を動かした。






Aはブルーロックプロジェクトが始まる1か月前、絵心と接触し、プロジェクトのマネージャーとして参加する事が決まった。




まず最初に絵心がAに命じたことは、サッカーのルールを理解すること。

それから選手の名前、顔の暗記。



だがAはたった2日で選手のプロフィールと、サッカーのルールを暗記し、

おまけにサッカーをするに当たってどこを鍛えなければいけないのか、その為にはどんなトレーニングをしなければ行けないのかまで理解した。



そして次に、圧倒的速さに驚きつつも絵心はAにプロジェクトが始まる前に整体師資格を取れと命じた。



Aは嫌な顔せず、それに関する教材を受け取ってから、1か月。





たった１ヶ月内で整体師資格、マッサージ資格、ボディケアセラピスト資格などを試験に合格して取ってきたのだ。



これには絵心も口をあんぐり開けて驚いた。


普通中高大学まで卒業して受けるような試験を、たった１ヶ月独学で合格したのだ。




おまけに、余った日数でパソコン検定1級を受けて見事合格してきてる。



Aは、このプロジェクトに参加している天才達とはまた違ったジャンルの天才なのだ。





実際プロジェクトが始まってから、最初の3日間、全員の技術がどれ程かを計るトレーニングで出た数値を元に一人一人グラフを作って絵心に渡した。



それを元に絵心は1次選考後のトレーニングメニューを考えるのだそう。




絵心「つまり、このプロジェクトにはもうAちゃんが必要不可欠なんだよ。」




帝襟「そう、ですね…」





あまりのAの功績に帝襟はそう言う他なかった。






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