ちょっと変わったマネージャー【ブルーロック】

2 ページ2

･






『だいたい貴方達の裸になんて興味無いですし微塵も需要がありません。
自意識過剰ですよ。


蜂楽さんを見習ってください。』



Aの鋭い言葉にグサグサと胸を刺されていくチームZの面々。



Aは綺麗な顔をして随分と毒を吐くのだ、最初は慣れやしない。





だが、この場で1人、蜂楽廻だけは気にせずすっぽんぽんになって、着替えを終えた。



そしてAも何も気にせずその場面を見ていた。









『別に洗濯に出さない人はそれでいいです好きにしてください。

ただし洗わないので、夜もその汚いスウェット着てください。』




Aがカゴを持ち上げ部屋を出ようとすると、「待って！待って！」、「すぐ脱ぐ！すぐ脱ぐから洗って！」と、必死な男どもの声と慌てて服を脱ぎ出す音がした。




皆スーツに着替え、パタパタと駆け足でAの元に寄りカゴに服を入れる中、千切だけはベンチを動かなかった。



歩くのが面倒なのだろう、お嬢だもの。



千切は服を丸めて投げた。






ボスッ







國神「おい千切ちゃんとしろよ」



投げたところを見た國神はそう怒るも、Aは何の気にもせず、場所は動かず腕だけを動かし、綺麗にカゴで投げられた服をキャッチした。





『11枚、ちゃんと受け取りました。
それじゃあ失礼します。練習頑張ってください。』






Aは最後選手の顔を見もせずささっと部屋を出て行った。















「なんだったんだ……」









朝から慌てた日だった。











．

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す