270⚠ ページ35
･
そこからは簡単だ。
拷問と言うにはおぞましい、柳沢の狂気だけをかき集めた、柳沢だけが楽しい傷害ショーが始まった。
同じく腕が切り裂かれ、自身の血が顔に付着する。
時々唸り声が漏れ出るが、柳沢が想像していた泣き叫ぶ声が聞こえなくて残念がったのか、部屋の外からチェーンソーなるものを取り出した。
コンセントに繋げ、紐を引っ張りブイィィィンと音を立てたチェーンソーの、高速で回転する刃の振動に少し作用された柳沢が私の足へと近づけた。
否、勢いよく、私の足を吹き飛ばした。
ブチッとも言うような、グチャッとも言うようなどっちつかずの音を放ちながら左足の膝から下が、勢いよく前方へ切り離され飛ばされた。
流石に痛みに耐えられず、痛む部分を押さえることも出来ないまま、無力に声を上げることしか出来ない。
私のそんな様子に満足したのかチェーンソーを机に置……………………
く訳が無かった。
そのまま勢いよく右脚の脛から下も左と同様に切り飛ばした。
白い床は真っ赤に染まり、棺桶も、私を拘束してる枷や錠も血で染まった。
生ぬるい液体が自分の身体へと張り付く。
ただそれだけでは飽き足らず、柳沢は、私が気を失いそうになれば叩き起し、死なない程度に拷問を楽しんでいた。
私の身体に直接着火したり、
電気を通す機械を張り付け、水に濡らした後感電させたり、
骨盤の位置の皮を剥いで骨を取ったり、
首を切り落とそうとしたり、
最後には心臓を取りだした後の鼓動がどれほど続くのか知りたい、
などと宣い、胸の中央に穴を開け、肋骨を開けて心臓を抉りだした。
それでも私が生きていたのは、柳沢の個性らしく、命を存命させるらしい。
だから殺せんせーに吹き飛ばされた時も生きていたし、今私もこれ程痛めつけられて、血を失った状態でも生きていられる。
いや、生かされている。
それでも結局痛みに耐えられず、意識を手放した。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 731人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろ(プロフ) - ちょ、、神展開すぎん！？！？え、推しであるカルマくるの？？え？？？ぜひ無意識イチャイチャしていずくたちにダメージを！！そして、カルマと付き合う展開を！！お願いしやす！(なんでお願いハイキューやねん) (2月18日 7時) (
レス) @page45 id: 064181918f (このIDを非表示/違反報告)
たに - 一気読みしてしまいました！更新頑張ってください！ (2月7日 20時) (レス) @page38 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 初見です！一気に読み進めてしまいました､面白かったです！続きが気になる！ (1月15日 10時) (レス) @page31 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
黒メガネ - 夢主の中学生編がついに畫かれるなんて、夢みたいです。この作品も中学生編もとても楽しみです！ (1月15日 5時) (レス) @page28 id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
猫🐈 - 別の小説として中学校時代みたいです！ (12月10日 21時) (レス) @page28 id: dd8ea956da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：五月雨雫
| 作成日時：2023年3月24日 18時
