265 ページ30
･
『私は1度アンタに助けを求めた事がある。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ「…私？」
覚えてない。
まぁ当たり前でしょうね。
でも私は忘れたことは無い。
『幼少期に私は1度我儘を言ったの。
出久ばかりに構ってないで私にも構って、と。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ「…どうなったんだい？」
『勿論家を追い出されたわ。当時5歳程度の子供を、冬の雨の中裸足で家を追い出された。』
出久「…！？」
『鍵は閉められて家には入れない。
私に知ってる知り合いの家なんてかっちゃんの家しかなくて、いじめられていると分かっていてもそこへ向かうしか無かった…。』
爆豪「…」
でも結局、食事もまともに与えられていない私が、そんな中、立っていられる筈も無く力尽きて倒れ込んだ。
その時、偶々近くの事件に向かっていたオールマイトが私の横を通ったの。
助けてと何度も言った。
ヒーローだと分かったから。
ヒーローは人を助けるものだと思っていたから。
でも違った。
『アンタは「子供か」そう一言言って見向きもせずその場を立ち去った。』
出久「で、でもそれはオールマイトも仕事だったんでしょ！？事件があるなら…」
『なら人を見殺しにしても良いと？』
出久「っ…それは…」
『私はその日ヒーローに期待する事は辞めた。
結局私を助けてくれたのはヒーローでもかっちゃんでも警察でもなく、その辺の大人だった。』
助かったのだと言えばあからさまにホッと息を着くオールマイトとかっちゃん。
でも助けてくれたのはその状況からで、根本的な事は何ひとつ変わっていない。
強いて言えば、生きていくための常識を教えてくれたこと。
『助けてくれた大人は代わりに身体を求めた。
5歳の子供に欲 情する変 態だったけど、最後まではしなかったし、終わった後はお金をくれた。』
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 731人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろ(プロフ) - ちょ、、神展開すぎん！？！？え、推しであるカルマくるの？？え？？？ぜひ無意識イチャイチャしていずくたちにダメージを！！そして、カルマと付き合う展開を！！お願いしやす！(なんでお願いハイキューやねん) (2月18日 7時) (
レス) @page45 id: 064181918f (このIDを非表示/違反報告)
たに - 一気読みしてしまいました！更新頑張ってください！ (2月7日 20時) (レス) @page38 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 初見です！一気に読み進めてしまいました､面白かったです！続きが気になる！ (1月15日 10時) (レス) @page31 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
黒メガネ - 夢主の中学生編がついに畫かれるなんて、夢みたいです。この作品も中学生編もとても楽しみです！ (1月15日 5時) (レス) @page28 id: dd90f074e1 (このIDを非表示/違反報告)
猫🐈 - 別の小説として中学校時代みたいです！ (12月10日 21時) (レス) @page28 id: dd8ea956da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：五月雨雫
| 作成日時：2023年3月24日 18時
