お兄ちゃんは絶対私が守る。

面談 ページ7

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『あーうん。まぁね。』


悠仁「え〜…なんで言ってくれなかったんだよ。」


『………お兄ちゃんには普通に普通の暮らしをして幸せになって欲しかったんだよね。』




まぁもう叶わないけど。


お兄ちゃんは優しすぎる善人だから、こんな現状知ったらバカみたいに突っ走って死に急ぐのが見えてたし。


悠仁「普通それ兄の俺の方が言うやつじゃない？」


『いーの！』


すると、お兄ちゃんの目の下にもう1つ目と口が現れる。



さっきも出てきたし、宿儺って事は瞬時に頭が理解出来た。


悠仁「あっまた！」

宿儺「ｹﾋｯやはりそこの術師より先にお前を殺してやる」


さっきの会話の続きだろう。

あまり聞いていなかったけど、結論殺人予告と言ったところか。



お兄ちゃんが頬をベチンと叩き、怒ったように宿儺に向かって言う。


悠仁「させねぇよ」

『死なないよ。私は。』


宿儺「強い術式を持っていようが所詮貴様は女である事に変わりはない。
力の差という物が分かりきっているだろう。」


それでも私は…


『お兄ちゃんを守るために生きてる。アンタには殺されない。』




強い術式？操れなければ強くなんてない。

私は弱い。

でもだからこそ負けない。


だからここに来た。



五条「ひゅ〜カッコイイねぇ！」


あ、居たの忘れてた。


宿儺の目と口は気が付けば引っ込んでいて、建物にも着いたらしい。


五条先生が扉を押し開けて中に入ると、学長だと言うおじさんがチクチクとぬいぐるみ？を作っていた。


多分お兄ちゃんと心繋がった気がする。


ていうかなんか…ガッテム！とか言ってそうだな…。




悠仁「虎杖悠仁です！！
好みのタイプはジェニファー・ローレンス。
よろしくおなしゃす！！」


『虎杖Aです。
術式は操変風殺術式。よろしくお願いします。』


学長「何しに来た」


？？


思わずは？と言いそうになった所で、腕を五条先生に引っ張られ、2、3歩後ろにふらつきながら下がる。



五条「面談は1人ずつね。まずは悠仁。見てていいけど手は出しちゃダメだよ。」




そう言われ、お兄ちゃん立ちから距離を取り、壁に持たれながら面談の会話を聞く。








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弱くない→←治してあげる。

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