お兄ちゃんは絶対私が守る。

東京 ページ5

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今日中に荷物を纏めろと言われ、顔面を殴りたくなるのはしょうがないと思う。


悠仁「？どっかいくの？」

伏黒「東京」


お兄ちゃんの後ろに来た、昨日見た呪術師。

お兄ちゃんは伏黒と呼んでいたから伏黒なのだろう。


悠仁「元気そうじゃん！」


伏黒さんがこれ見てそう思うか？と言う。

私もちょっとお兄ちゃんの感性ズレてる気がするけど、昨日のボロボロの姿から考えれば元気だと思う。


伏黒「オマエはこれから俺と同じ呪術師の学校に転入するんだ。」


やっぱり…か。


死刑なんて言って野放しになんてしているわけないものね。



悠仁「え、じゃあAはどうすんの？」


五条「東京で新しい学校手配するからそこに通うって貰うよ。」



東京まで行ってお兄ちゃんと別？

巫山戯るなよ。



『私も高専通うから。』

伏黒「は？」

悠仁「えっ」



五条「ん〜君中3でしょ？」


『だから何？呪術師増えるのはいいことでしょ、私頭いいし飛び級って事で入学させて。

無理なら無理で結構。お兄ちゃんは通わせない。
このままあんたらを殺して死刑なんて執行させてやらない。海外にでも逃げる。



……お兄ちゃんは絶対私が守る。』










五条「ん〜いーよ！！」
伏黒「はっ！？」








取り敢えず面接とやらがあるが、ひとまずOKらしい。


まぁダメでも意地でも入学するつもりだったし。


お兄ちゃんは五条と先に家へ帰った。
私は特に荷物なんてないから時間短くていいけど。



伏黒「…あ〜」

『虎杖A。名前でいいよ。』



伏黒「…じゃあA。悪かったな。お前の兄を巻き込んじまって。」

確かに巻き込んだのは伏黒かもしれない。


けど、お兄ちゃんの性格なら、多分伏黒が居なくても巻き込まれに行ってたんじゃないかな。



終わったことよりこれからのこと…だよね。


『いいよいいよ。恵くんは悪くない！』


伏黒「恵くん…？」



『お兄ちゃんが信じた人だし！お兄ちゃんの友達でしょ！

これからよろしくね！！』







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