共闘 ページ37
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禪院「なんだ…あれ？」
人型、と言えば人型、そうじゃないと言えばそうでは無い様な、歪な形をした呪霊。
大きさは差程Aらと変わり無かった。
だが、真希が顔を歪めて見る先には、歪な形の…いや、元人間であったであろう残骸で作られた鍋…。
側面には眼球や、手足の指先、口、耳、肌であろうものが埋め込まれ、縫い合わせられている。
その鍋の中に辛うじて見えるもの…。
『人間…』
禪院「…ﾁｯ、胸糞悪ぃ…！」
その光景に嫌悪感を丸出しにし、戦闘体制に入る2人。
それとは真逆に呪霊はAらに気付いていないのか、呑気に鍋を掻き混ぜながら一人で喋っていた。
「う、ふふ、ふふっふ、あ、ぁもう、すこわし。ねぇっ！
ま、って、て、ね？わたたしの、わた、…あら」
途切れ途切れとは言え話す呪霊。
準1級、とは言えないかもしれない。
またか、とAは心の中で思った。
虎杖悠仁が死んだ際に入れられた任務から、度々、呪霊の等級の報告間違え、場所間違え、総数間違え等が頻繁に起こる。
それが意図的か、偶然なのかは分からない。
が、今回もそのせいであろう。
Aは術式を発動した。
だが真希は今回見学するつもりだけだったので武器を持ってきていない。
どうするかと考えている時、Aが術式を使い、刀を作り出した。
『これ使ってください。』
禪院「…いいのか？」
『はい。先輩が普段使っている武器に比べれば扱いずらいかもしれないですけど、術式で作っているので当たれば切れますし殺せます。
本来先輩の任務では無いですが…力を貸していただけますか？』
真希は当たり前だ、と答えて先陣を切って呪霊へと向かった。
『操風 ”風下”』
山の風下にいるかのように自然と力強く背中を押してくれる術式を真希に使い、サポート。
Aも風に乗り大刀を作り後を負い呪霊へ向かった。
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・操風 ”風下”
背中を風が押し、スピードアップさせる。
また、背中に風のバリアがあるようなものなので術式を使っている時は背中は防御されている状態である。
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クローバー - 続き、気になってます！ (2022年9月10日 20時) (
レス) @page34 id: 7d91e777e9 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 超面白いです‼ 話も1話1話面白くて。尊敬します！(o・ω・o)頑張ってください👍 あとオチは伏黒くんが良いです！ ですが五月雨雫さんが決めてください！ 更新頑張ってください✨ (2022年7月29日 18時) (レス) id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年3月22日 6時) (レス) @page27 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五月雨雫さん初めまして、この小説は五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張ってください。応援しています。 (2022年1月1日 22時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ガラシャ(プロフ) - 面白かったです 更新頑張って下さい！ (2021年12月27日 0時) (レス) @page5 id: 195258dcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2021年12月26日 20時
